停電中の暗闇の中、天井からベッドの上へとゴキブリが飛ぶ姿を見た。 ゴキブリはベッドをスルスルと歩いた後、軽い身のこなしで床へと降りた。この地域のゴキブリは大きい。自転車用ライトで照らすとギラギラと脂ぎったゴキブリが光っていた。僕はライトを使ってしばらくゴキブリを追いかけていたが、このままベッドで寝ると夜中に口元に集まってくるであろうゴキブリ達を想像してし...
自転車世界一周の記事一覧
まさかと思うが…地獄の落とし穴へと落ちた。 今僕はテントの中で裸になって汗だくでこの記事を書いている。おそらく暑さにより今晩は一睡もできないだろう。 この日は何時になく最高の始まりだった。実はJICA(海外協力隊)の方から連絡を頂きお会いすることになった。僕はルサカから出発する前であまり時間はなかったのだが、色々とお話を聞きたくて自転車で彼のもとへと出...
骨折などなくお尻の痛みも無くなってきました。大丈夫です。ご心配をお掛けしすみません。依然として左手の痺れはありますが、また自転車で走れそうです。 明日から当分は1098km先のムベヤを目指します。およそ11日間は掛かるだろうと思う。下の画像は自転車の現状。 荷台をチューブで補強。折れたハンドルをずらしてステムで固定している。メンテナンスが終わったところ...
今日こそ自転車屋へ行こう。 ザンビアの首都ルサカにある自転車屋CS Cycle Mart(地図)へと向かった。 泊まってる宿から自転車で走ること1時間。 ゴチャゴチャとしていて治安の悪そうな場所に自転車屋を発見。ライフルを持った警備兵が何人かいる通りを越えてやってきた。ルサカでは一番大きな自転車屋らしい。首都だがまともな自転車屋はここしかない。 ...
自転車のハンドルが折れているので自転車屋へ行こうと思っていたが、結果的に今日は行かなかった。 下は数日前に自転車のハンドルが折れた時の写真。音もなく前兆もなく折れてしまった。写真を見ると綺麗な状態で折れているのが分かると思う。アスファルトのないオフロードを走っていた時である。 折れた当日は片手ハンドル状態で133km先のリビングストンまで走った。 お...
朝起きて確認したのはお尻の痛みだった。地面にお尻を叩きつけてから3日が経った。 寝て起きる度に和らいでいる気がしているが、未だ痛みを感じるので今日は病院へ行こうとしていた。もしかすると重傷で骨折か骨にヒビが入っているかもしれない。 病院へ行く前の腹ごしらえ。キッチンのある宿だったので料理したくなって自炊してみた。 素揚げしたオクラ、玉葱の入ったトマト...
昨日ひったくりなどに襲われたが、ザンビアの首都ルサカに到着したので報告します。 ケープタウンからルサカまで3431km、約2ヵ月間掛かりました。日本一周しても余る距離を走破。 しばらくはルサカで休もうと思う。理由はお尻から腰にかけて痛めてしまったので治したい。もう一つは自転車のハンドルが折れているので修理したい。昨晩から泊まっている宿はやはり快適だった...
ある程度の予想はしていたが本当に起こるとは。2人組のひったくりに襲われながらも首都ルサカに到着。 これまでの国も首都こそ犯罪が多くて危険だ。と伝えてきたのだが、まさにその通りになった。特に自転車では否応なしに危険なエリアへと入っていく。ひったくりに襲われた場所は人通りが少なく路上生活者も多い地域だった。下は首都ルサカまでの地図。 翌朝5時に起きてブログ...
事故は突然起こるもの。それは早朝に起こった。出来ることなら時間を巻き戻してほしい。 久々の停電から解放されて沼のように寝ていた僕は、今朝からブログ更新を始めていた。時刻は早朝5時。 今日は首都ルサカまで133km走る。都会までもう少しだが133kmという長丁場。ハードな一日になりそうだった。連日の走行により足に疲労感がある。…事件が起きた。 おそらく...
好きな場所を発見すると幸せな気持ちになる。この日は優しさに包まれた一日となった。 翌朝は5時に起きた。いつもの停電が早朝に始まり扇風機が止まった。部屋の中が一気に暑くなった。僕は逃げるように外へ出た。外に出て毎日の日課であるブログを書こうとした。外は涼しいのだが蚊やハエとの闘いになる。虫がくっついてこないように体を動かして虫達との攻防をしながらブログを書...
自転車世界一周は仕事よりも下の位置にある認識の方が現代社会では正しいとは思うのだが、でも僕にとっては自転車世界一周を達成することが夢だから、これからも懸命に走り続けたい。 毎日停電するザンビア。夜9時頃~朝6時頃までしか電気が使えない。停電中の部屋は暑くて、座っているだけで汗が出てくる。昨晩も停電に苦しめられた。 今日はチョマから97km先にあるモンゼ...
夜中テントの外側で蚊の羽音を聞いた。テントの中にいる僕は安心して熟睡できた。 翌朝、マラリア予防薬のマラロンを飲み始めた。有名な薬だが毎日同じ時間に1錠服用しなければならない。 蚊はマラリアだけではなくデング熱などの様々な病気を媒介し、年間で最も人を殺す生き物だ。マラロンを服用すればマラリアの予防はできるのだが、他の病気を予防するためにも出来るだけ蚊に...
ここリビングストン(地図)もそうなのだが、この先はマラリアが高確率で発生する地域だ。 特に11月からの小雨期と共に流行りはじめ、3月以降の大雨期には感染者がより一層増える。まもなく僕の旅も11月を迎えようとしている。マラリアには十分に注意する必要がある。 逃げるようにリビングストンから出発した。 最高気温40℃越えが続き、暑さが苦手な僕には酷だった。...
暑くて眠れない。5日間滞在したリビングストンは毎日が停電だ。この日も汗だくで深夜に起きた。 日が変わるごとに宿を変えて1泊3000~4500円程度の宿で過ごしたが、エアコン付きだと書いてあってもエアコンは付かない。扇風機もまともに動かない。蚊などが入ってくるので窓も開けられない。汗だくになってしまい寝るのが困難だった。そしてWifi付きだと書いてあっても...
ヴィクトリアフォールズ(地図)へ行ってみた。 宿の従業員の方にタクシーを呼んでもらった。ヴィクトリアフォールまでの道は象やバッファローが出るらしい。タクシーのおじさんが言うには、バッファローが人を襲うことはないが、象が人を殺すことが結構あるらしい。 話していると道の途中で象を発見。木の葉っぱを食べている様子だった。車なのですぐに通りすぎてしまった。写真...
朝8時から再び停電になって部屋の中の温度は一気に上がった。 ここリビングストンはザンビアの中でも特に暑い地域だ。暑いのが苦手な僕は逃げ出すように部屋から出た。今日もまた空室状況の関係で別の宿へ移動しなければならなかった。ハンドルが折れた状態の自転車に荷物を載せてから移動を始めた。 次の宿へ行く前に、水を購入したくて昨日ハンバーガーを買ったカフェに行った...
ザンビアの実情を知る。…思い知らされることになった。この国は今まで走ってきたアフリカの国(南アフリカとナミビア)とは全く異なった。 空室の関係で昨晩の泊まった宿から移動する必要があった。次の宿へ移動してから、まず衣服の洗濯をして次に自転車の修理に取り掛かる予定だった。 次の宿はBooking.comで予約していて昼12時にチェックインできそうだったのだ...
旅中断の危機になりそうです。まさかこんな事になるとは。 朝8時頃にリビングストン(地図)へと走り出した。距離は133km。12時間走れば到着できるかなという距離。 テントを張らせてもらった送電施設の従業員の方々と話していたがこの地域はとても暑い。この日も最高気温は40度、最低気温は26℃と暑かった。深夜1時ごろまで地面が熱を持っていてテントの中も暑かっ...
カティナムリロ町(地図)から国境を渡ってザンビアへ。 長かったナミビアですが振り返ると楽しい思い出ばかり。次のザンビアではどんな事が待っているだろうか。 国境前の警備兵に治安状況を聞くと、「ザンビアは安全。ザンビアはナミビアと同じくらいの治安だ」とのこと。 国境を超えてザンビア入国後の予定は、世界三大瀑布として有名なビクトリアフォールズがあるリビング...
ブログ書こうと思ってたら12時間寝てた。この日は疲れを取ろうとしか考えてなかった。 宿泊したHappy Forest B&B(地図)からカティマムリロの中心部へと向かった。熟睡していたはずなのに体が重い。久しぶりにベッドで寝たのに。決して泊まった宿が悪かったとか、ではないはずなのに。 1泊3300円と値段は安かった。大きめのクモが2匹出たが、森...
この日は大変なことになった。このブログを書いている最中も怖くて文章がおかしくなっているかも。ご了承ください。 朝起きると、昨晩からお世話になっている警察官の方がやってきて、「カプリビへ回廊へ行くなら朝5時~昼12時までに動くこと」と野生動物が活発になる時間帯を教えてくれた。 このポリスステーションはスタッフ交代制で24時間稼働しているらしい。テントを張っ...
この日は色々なことがあった。 助けられてばかりなのだが、最後まで読んでいただけると幸いです。僕は昨日のキャンプ場から出発して、ライオン、チーター、象などが棲むサファリとして有名なカプリビ回廊(Kapirvi Game Park)へと向かっていた。 119km先にあるDivunduと呼ばれる場所がカプリビ回廊(サファリ)の入口だ。 朝からDivundu...
久しぶりに朝からお腹が減っていたので朝食を食べた。フライドチキンとポテトとチキンバーガーのセット。コーラが1缶ついて360円だ。ナミビアにはKFCの店舗が多い。逆にあのマクドナルドがないことに驚いている。 今日は体の調子が芳しくなかった。具体的には左手が痺れていて右肘に痛みがある状態だ。目的地は120km先のキャンプ場、体調次第で80km先にあるキャンプ...
もうちょっと休みたい。3泊したが調子は全快ではなく右肘が痛く左手が痺れている。 もう1泊したいところだがこの宿から去ろうと思う。予約した部屋とは別の部屋に通され、エアコンのない蒸し暑い部屋に3泊することになった。Booking.comに問い合わせして値段は下がったが想像していたよりも苦しい宿泊となってしまった。これまでにエアコンが無くても涼しい部屋はあっ...
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