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自転車世界一周は仕事よりも下の位置にある認識の方が現代社会では正しいとは思うのだが、でも僕にとっては自転車世界一周を達成することが夢だから、これからも懸命に走り続けたい。
毎日停電するザンビア。夜9時頃~朝6時頃までしか電気が使えない。停電中の部屋は暑くて、座っているだけで汗が出てくる。昨晩も停電に苦しめられた。
今日はチョマから97km先にあるモンゼへと走る。およそ8時間自転車で漕げば到着できるだろうか。首都ルサカも近づいてきた。下の画像は今日の地図。
昨日に続きマラリア予防薬を飲んでから走り始めた。
この辺りは変わり映えのない景色が続くのだが、目の前に高速道路のゲートのようなものが現れた。
自転車は通常通り走れる様子だった。ゲートをくぐると道の脇には牛がいて、今までの道と特に変わらなかった。
朝食こそ何も食べなかったのだが、夕方になる頃までにはリンゴを5つほど食べていた。
この日は向かい風が強く大変だった。標高1300mほどの高地でもあるのでアップダウンもそれなりにあった。疲労と共に眠気がやってきてウトウトしなが走った。いつもよりもペースが遅れていた。このままだと夜になってしまう。暗くなる前にできるだけ走ろうとした。
ほぼ暗くなると同時に町に到着した。
やはり停電していてこの町も真っ暗だった。停電していても電気の付いてる店舗は、ソーラーパネルを使って自家発電している。ほとんど無いのだが、上の写真のように町の中心にあるガソリンスタンドは自家発電していることが多い。
宿に着いた。Monze Hotel(地図)1泊1300円。部屋は暗く停電していた。不気味な部屋。宿の従業員の方に蚊が多いから気を付けてと警告された。自転車用のライトで照らしながら、僕は疲れを取ろうと寝る準備をしようとしていたのだが…
この宿はGoogleの口コミでは高評価4.4という評判の良い。安心しきっていた。部屋に着いてから30分も経っていないと思う。すでに5匹のゴキブリを倒してしまった。日本でみるものよりサイズがかなり大きい。ゴキブリがいるからといって僕が死ぬことはないだろうが、地面に潰れたゴキブリ達を見て気分は優れなかった。
今夜も部屋にテントを張った。蚊や害虫などから見を守るため。扇風機をテントにあてて快適な空間を作った。寝ている間にゴキブリが僕の口元へ集うのを想像してしまい、このまま寝るのは無理だった。マナー的にどうなのと思われるかもしれないが、病気から身を守るため、命がけなので僕は必死だ。
…先ほど6匹目を倒してしまった。ひとつ驚いたことがある。「蚊がいなくなるスプレー」はゴキブリにも効果あるみたいだった。ひっくり返って動かなくなる。そして7匹目がバスタブの上でひっくり返って死んでいた。この宿にはシャワーがない。必然的に…バスタブの上にひっくり返ったゴキブリの遺体を見ながら体を洗うことになった。蛇口からの水を手ですくうのを繰り返して、体の洗剤をすべて落とした。まるで刑務所に入った囚人のような気持ちになった。
部屋にいると気分が良くなかった。ゴキブリや蚊もそうなのだが、停電した部屋は暑くてたまらない。口コミで高評価という事からも何となく察することができるが、ザンビアの人達の普段の生活はもっと凄いのかと想像してしまった。
夕食を食べに外へ出た。自家発電しているレストランFood Royal Restaurant and Takeaway(地図)へやってきた。地元のお客さんが多いお店。チキンとポテトのセットを注文。アフリカでも定番のメニュー約320円。みんな知っているような味だった。
食事を終えて宿に戻り、電気が戻るまで外にいた従業員とトークしていた。夜10時を過ぎると電気が来た。部屋に戻り感謝しながら充電プラグを電源へと差し込み眠りについた。