夜中テントの外側で蚊の羽音を聞いた。テントの中にいる僕は安心して熟睡できた。 翌朝、マラリア予防薬のマラロンを飲み始めた。有名な薬だが毎日同じ時間に1錠服用しなければならない。 蚊はマラリアだけではなくデング熱などの様々な病気を媒介し、年間で最も人を殺す生き物だ。マラロンを服用すればマラリアの予防はできるのだが、他の病気を予防するためにも出来るだけ蚊に...
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ここリビングストン(地図)もそうなのだが、この先はマラリアが高確率で発生する地域だ。 特に11月からの小雨期と共に流行りはじめ、3月以降の大雨期には感染者がより一層増える。まもなく僕の旅も11月を迎えようとしている。マラリアには十分に注意する必要がある。 逃げるようにリビングストンから出発した。 最高気温40℃越えが続き、暑さが苦手な僕には酷だった。...
暑くて眠れない。5日間滞在したリビングストンは毎日が停電だ。この日も汗だくで深夜に起きた。 日が変わるごとに宿を変えて1泊3000~4500円程度の宿で過ごしたが、エアコン付きだと書いてあってもエアコンは付かない。扇風機もまともに動かない。蚊などが入ってくるので窓も開けられない。汗だくになってしまい寝るのが困難だった。そしてWifi付きだと書いてあっても...
ヴィクトリアフォールズ(地図)へ行ってみた。 宿の従業員の方にタクシーを呼んでもらった。ヴィクトリアフォールまでの道は象やバッファローが出るらしい。タクシーのおじさんが言うには、バッファローが人を襲うことはないが、象が人を殺すことが結構あるらしい。 話していると道の途中で象を発見。木の葉っぱを食べている様子だった。車なのですぐに通りすぎてしまった。写真...
朝8時から再び停電になって部屋の中の温度は一気に上がった。 ここリビングストンはザンビアの中でも特に暑い地域だ。暑いのが苦手な僕は逃げ出すように部屋から出た。今日もまた空室状況の関係で別の宿へ移動しなければならなかった。ハンドルが折れた状態の自転車に荷物を載せてから移動を始めた。 次の宿へ行く前に、水を購入したくて昨日ハンバーガーを買ったカフェに行った...
ザンビアの実情を知る。…思い知らされることになった。この国は今まで走ってきたアフリカの国(南アフリカとナミビア)とは全く異なった。 空室の関係で昨晩の泊まった宿から移動する必要があった。次の宿へ移動してから、まず衣服の洗濯をして次に自転車の修理に取り掛かる予定だった。 次の宿はBooking.comで予約していて昼12時にチェックインできそうだったのだ...
旅中断の危機になりそうです。まさかこんな事になるとは。 朝8時頃にリビングストン(地図)へと走り出した。距離は133km。12時間走れば到着できるかなという距離。 テントを張らせてもらった送電施設の従業員の方々と話していたがこの地域はとても暑い。この日も最高気温は40度、最低気温は26℃と暑かった。深夜1時ごろまで地面が熱を持っていてテントの中も暑かっ...
カティナムリロ町(地図)から国境を渡ってザンビアへ。 長かったナミビアですが振り返ると楽しい思い出ばかり。次のザンビアではどんな事が待っているだろうか。 国境前の警備兵に治安状況を聞くと、「ザンビアは安全。ザンビアはナミビアと同じくらいの治安だ」とのこと。 国境を超えてザンビア入国後の予定は、世界三大瀑布として有名なビクトリアフォールズがあるリビング...
ブログ書こうと思ってたら12時間寝てた。この日は疲れを取ろうとしか考えてなかった。 宿泊したHappy Forest B&B(地図)からカティマムリロの中心部へと向かった。熟睡していたはずなのに体が重い。久しぶりにベッドで寝たのに。決して泊まった宿が悪かったとか、ではないはずなのに。 1泊3300円と値段は安かった。大きめのクモが2匹出たが、森...
この日は大変なことになった。このブログを書いている最中も怖くて文章がおかしくなっているかも。ご了承ください。 朝起きると、昨晩からお世話になっている警察官の方がやってきて、「カプリビへ回廊へ行くなら朝5時~昼12時までに動くこと」と野生動物が活発になる時間帯を教えてくれた。 このポリスステーションはスタッフ交代制で24時間稼働しているらしい。テントを張っ...
この日は色々なことがあった。 助けられてばかりなのだが、最後まで読んでいただけると幸いです。僕は昨日のキャンプ場から出発して、ライオン、チーター、象などが棲むサファリとして有名なカプリビ回廊(Kapirvi Game Park)へと向かっていた。 119km先にあるDivunduと呼ばれる場所がカプリビ回廊(サファリ)の入口だ。 朝からDivundu...
久しぶりに朝からお腹が減っていたので朝食を食べた。フライドチキンとポテトとチキンバーガーのセット。コーラが1缶ついて360円だ。ナミビアにはKFCの店舗が多い。逆にあのマクドナルドがないことに驚いている。 今日は体の調子が芳しくなかった。具体的には左手が痺れていて右肘に痛みがある状態だ。目的地は120km先のキャンプ場、体調次第で80km先にあるキャンプ...
もうちょっと休みたい。3泊したが調子は全快ではなく右肘が痛く左手が痺れている。 もう1泊したいところだがこの宿から去ろうと思う。予約した部屋とは別の部屋に通され、エアコンのない蒸し暑い部屋に3泊することになった。Booking.comに問い合わせして値段は下がったが想像していたよりも苦しい宿泊となってしまった。これまでにエアコンが無くても涼しい部屋はあっ...
ルンドゥ町(地図)で休憩中。 連日の走行により両足が筋肉痛で右肘の関節も痛い。左手が痺れているのは昔からだが、右肘の関節が痛むのは初めてだ。休憩してから走ろうと思う。ルンドゥより先はライオン等の危険生物が棲むサファリパークへと続く。下はこれからのルートの地図。 カプリビ回廊(Caprivi Game Park)と呼ばれるサファリだ。 日本人チャリダ...
朝起きてマーウラニ(地図)から出発。 これから目的地ルンドゥ(地図)まで133km走る。今日が正念場。昨日もすでに120km走っていて疲労感がある中でのスタートとなった。 ルンドゥに着けば、野生動物が棲むカプリビ回廊も近くなる。 連日走りっぱなしだったので、ルンドゥに着いたら2~3泊はする予定だ。疲れを取ってからカプリビ回廊やザンビアへの国境越えに...
今日は120km走ってキャンプの予定。疲労感あるが気持ちで乗り越えたい。 ルンドゥまで241km。ここから先はキャンプ場が3つある程度でほとんど何もない。 今日もまさか。2度あることは3度ある。とは思うけど…。シャワーとか水ならあるからウチのキャンプ場寄ってよ。と言って頂いた。ありがたい。 ここから2km先にあるRoy's Rest Camp(地...
起きたら既に9時だった。飛び起きた。疲れていたのかもしれない。急いで準備して出発した。時刻はあっという間に10時に。今日は100km走ろうと意気込んでいたが、まさかのスタート遅れ。たどり着けるだろうか。 この2日間は思いがけず宿代が無料になった。ありがたい。自転車旅は毎日何か起こる。今日はどんなことが起こるだろうか。 途中のKombat村(地図)。そ...
翌朝、無料で泊めていただいた宿Khoi-Khoi Guesthouse(地図)のオーナー様と写真を撮った。 野宿する予定だったのに部屋を貸してくださいました。ありがたかったです。ソーセージとスクランブルエッグの朝食もご馳走になってしまいました。彼女も自転車に乗るのが好きで昨日も自転車イベントに参加していたとのこと。立派なマウンテンバイクを持っていたのでオ...
宿のスタッフの方々に見送られながら出発。Upi Guest House(地図)から5日連続キャンプしてサファリへと向かいます。ハードだけど頑張ります! Otaviまで90km。今日はあと70km走って野宿。 途中でotaviまで車で載せて行くよ。と車に乗ったご夫婦に言われたが、申し訳ないのだが断った。ありがたいのだが自転車で走りたい。今回だけでなくい...
ここはアフリカのナミビアにある町オチワロンゴ。 人口28000人の小さな町。おそらく日本人がこの町にやってくる事はほとんどないのですが、自転車世界一周中にはこのような町に立ち寄る機会があります。僕は旅の疲れを取るために今この町に。休むのも旅の醍醐味。町をブラブラするのも楽しいもの。 昨日この町の住人の方に教えていただいた、クロコダイルを沢山飼育している...
朝起きると体が重い…。寝る前よりも疲労感を感じながら起きた。 スマホを確認すると妻からラインメッセージが届いていた。数日前から電話して妻の声を聞きたくて今が絶好のタイミングかと思ったが、ぐったりとした疲労感のある中で電話する気力もなく、僕はラインメッセージを送った。妻からすぐに返事が返ってきた。内容としてはお互いに元気で変わりないことを確認した。メッセー...
スタートこそ良かったのだが、疲れてたのだと思う。走っていてもウトウトと睡魔が襲ってくるので、眠気を解消しようと休み休み足を動かした。普段は休憩スペースのベンチが道の脇にあっても、座ることはほとんど無いのだが、この日は座って休憩した。 道路の脇に出るとハエが何匹も寄ってくる。ハエを手で払いのけながら休憩することになるが、逆に疲労感を感じるくらいハエが鬱陶し...
テント泊したOMBO CAMP & REST(地図)。聞いたことのない動物の声が夜中に響いていた。 キャンプ場にキリンとダチョウと可愛い猫がいた。アフリカのキリンとダチョウを見るのは初めてだったので興奮した。猫も人懐っこくて僕が座っていると体を摺り寄せてくる。 今日は60km走れば目的地に到着できる。いつもよりも短い距離だ。6時間ほど自転車で...
翌朝、自転車を組み立ててYoyeGuesthouse(地図)から出発。 宿のスタッフで友達でもあるKandasさんとお別れ。鼻血が朝出てしまいティッシュを鼻に詰めている。日本にいる時でも乾燥した冬になると、鼻が切れて血が出る体質なのでそんなに珍しいことではないが、もしかすると疲れが溜まってきた証拠なのかもしれない。 Kandasさんが僕のスマホを気...
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