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事故は突然起こるもの。それは早朝に起こった。出来ることなら時間を巻き戻してほしい。
久々の停電から解放されて沼のように寝ていた僕は、今朝からブログ更新を始めていた。時刻は早朝5時。
今日は首都ルサカまで133km走る。都会までもう少しだが133kmという長丁場。ハードな一日になりそうだった。連日の走行により足に疲労感がある。…事件が起きた。
おそらく寝起きだったのが理由だとは思うが、ブログを書いている途中でトイレに行きたくなった。トイレで用を足し戻ってきて椅子に座ろうとしたところ、なんと椅子から転げ落ちてお尻から地面に叩きつけられたのだ。激痛が走った。なぜこうなったのか頭で理解できなかったが、そんなことよりも激痛で大声を出すしかなかった。床に寝そべりながら「ああああああああああああ！！！！」と絶叫した。人生でも数少ないと言えるほどの激痛。痛かった。現実逃避したくなるくらいもだえ苦しんだ。
…しばらく床に寝そべっていたが、痛みが引いてきたので立ってみることにした。さっきまでの痛みは無かった。しかし、前傾姿勢で落ちた物を拾おうとすると激痛が走った。今日の走行に支障がでないと良いのだが…。椅子から転げ落ちたのは人生で初めてかもしれない。おそらく椅子に深く腰掛けず、浅く座ったためにバランスを崩してしまったのだと思う。
恐る恐る自転車に乗ってみたが痛みは無かった。しかし登り坂の時と路面の悪い道を走ると状況が一変した。お尻が痛かった。お尻の内部というか骨が痛い感じだと思う。
首都へと続く道だが劣化していて路面が悪かった。痛みを我慢しながら上下に揺れながら自転車を漕いだ。スピードは思ったように出なかった。
工事中の道だったらしく、時々綺麗に舗装されたばかりの道もあった。
砂の道もあった。本当にこの先は首都なのかと疑ってしまうほど道が酷かった。
デコボコしている道路はお尻に痛みが走るので、立ち漕ぎをしたりしてお尻へのダメージを回避していたが、走るペースは遅かった。このままでは今日中に首都ルサカは無理だろう。
苦しかった。
時刻は18時頃。辺りが暗くなり始めた。カフエまで12km。首都ルサカまで56km。首都ルサカまでもう少しだけど限界だった。
暗闇の中を走ると宿Chita Lodge Kafue（地図）を発見。なんと1泊9300円。高級な宿だった。テントを張っても良いかと交渉をすると、キャンプなら1200円とのこと。助かりました。シャワーとバッテリー充電も出来ました。
夕食は宿のレストランで食べた。コーラを含め全部で1200円だった。今日初めての食事でもある。お腹ペコペコです。チキンとパプリカと玉ねぎのサンドイッチ。マヨネーズとココナッツとマスタードで味付けされてました。あとは野菜不足を補いたかったのでサラダを注文。具はチーズ、オリーブ、キュウリ、パプリカ、たまねぎで、味はオリーブオイルのドレッシングでした。
早朝5時に起床。キャンプしている身ですがなんと朝食もいただきました。ありがたい。
首都ルサカまで56km。ハンドルが折れた自転車を修理したいのでルサカに滞在するかも。3泊はすでに予約した。無事に自転車のハンドルが見つかると良いのですが…。お尻は未だに痛いですが、朝になって少し和らいだ気がします。それでは走ってきます。
