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足の疲れは取れていないが、いつも通り走ろうとした。時刻は10時。とりあえず暗くなるまで走って、野宿でも良いかと目的地を決めなかった。

 

Fiche(地図)から出発。売店で3リットルの水を購入。

 

 

Ficheの町

Ficheの町

 

ところどころ砂の道が出てきたり、昨日と同じような山道。疲れが足に溜まっていて、今日は長い距離走れないだろうなと予感していた。

 

 

標高3100mの景色

標高3100mの景色

標高3100mの景色

標高3100mの景色

標高3100mの景色

標高3100mの景色

 

ぼちぼち走って高度を確認すると、標高3100mだった。富士山と似たような高さまでやってきた。

 

辺りは牧草地や畑で見晴らしも良かった。エチオピアにもこんな綺麗な場所があるのかと驚いた。

 

 

ひんやりとした風と景色を楽しみながら、アップダウンを繰り返した。

 

写真だけ見ていると、和やかな気分になれるのだが、実際は村や集落を通り過ぎる度に、「You〜!You〜!You〜!」「Money〜!Money〜!Money〜!」と大声で連呼されたり、石を投げつけられたり、荷物を引っ張られたりとストレスMAXなのである。エチオピア人は家畜に石を投げつける習慣があるので、それの余波ではないかと思う。白人もアジア人も同様に石を投げられる現実を見て分かる通り、彼らから見ると僕らは劣っているのかもしれない。

 

 

 

子供達がやるならそこまで腹立たしくないのだが、青年や大人がやってくると無性に腹立たしい。僕はエチオピアでストレスを感じるうちに、エチオピア人と一度喧嘩したくて堪らなくなっていた。

 

とある村を通り過ぎる際に、20歳くらいの青年が僕の荷物を引っ張ったのだ。僕は自転車を止めて怒鳴りつけた。騒ぎを聞きつけて、村の人が集まってきた。売店の前だったと思う。僕は喧嘩したいので「こっちに来い」と言うと、青年は引きつった笑いをして逃げていった。喧嘩と言っても、僕から殴ることはしないが彼に謝らせたかった。冷静に考えていたが、もし一発でも殴られたらボコボコにしてやろうと思っていた。

 

逃げていった青年を確認して僕は再び自転車で走り出した。数分後、そろそろ青年が売店に戻る頃だなと思い、僕も売店まで戻った。喧嘩したかったからだ。

 

しかしながら、売店には青年の姿がなく残念に思った。もし殴り合いになれば勝ち負けは気にしないが、一発でも多く殴りたいという気持ちだ。

 

 

 

早くエチオピアから抜け出したいと、思いながら走った。かと言って、自転車をやめてバスで次の国まで行こうとかは考えなかった。

 

良くも悪くも海外を旅していると、笑顔だけではやっていけないと、つくづく思う。僕がもし日本にずっといれば、能天気でお花畑なオッサンだったと思う。知る事が出来て良かったと思う。世界は好意的な人ばかりではない。

 

 

 

Gohatsion(地図)に着いた。この先にはナイル川があり、広大な谷になっている。一度坂を下りてしまうと、物凄い登り坂が続く。そして時刻は16時過ぎ、次の町までは40kmほどある。

 

先が見通せなかったので、今日はこの町の宿で宿泊することにした。Goaland Hotel(地図)一泊1357円。ホットシャワーつき。蚊を避けて部屋にテントを張った。

 

 

 

野菜パスタを食べた。早い時間帯に食事を済ませ、シャワーを浴びて眠りについた。明日の激坂に向けて、足の疲れを取りたかった。今日走った距離は80kmほど。

 

明日は広大なナイル川を越えます。100kmほど走りたいです。

 

 

 




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コメント
  1. 毛利 より:

    私も、ヒマラヤの麓の村をマウンテンバイクで走ったことが有ります。悪路を走るより息切れが激しく、高所でのツーリングの大変さを感じました。よく息切れになりませんね。鍛えてあるからかな。頑張ってください。

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