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スーダンに向かって出発。首都ハルツームまでは20日くらい掛かるかな。
首都アジスアベバから延々と登り坂が続いた。
どうせ野宿になるだろうと、目的地を決めずに自転車を漕いだ。とりあえず暗くなるまで走ろうと思っていた。
登って降りての繰り返し。標高2900mから2000m辺りを行ったり来たりした。
広大な牧草地が広がっていて牛・ロバ・ヤギをよく目にした。恒例となっているので書く必要ないかもしれないが、子供達に石を投げつけられた。投げられても、いつもの事なので何も感じなくなってきた。
こちらの人は「hello! money!」と挨拶してくる。書くほどでもないが、直訳すると「こんにちは!お金!」である。言われて良い気分はしない。エチオピアの田舎の子供達は、その英語しか知らないのか、あるいは僕らの事をお金をくれる存在としか見ていないのかもしれない。
小さな村の売店でゴマの付いたパンを4個購入。ひとつ17円くらい。食べながら走った。
天候が悪く小雨が降ってきた。遠くから雷の音が聞こえる。
時刻は16時。そろそろ野宿する場所を見つけたい。人に見つからないようにテントを張りたいが、家屋が途切れるような場所がなく、そのまま走っていた。
日本がエチオピアに作った道路。
この石碑の裏にテントを張ることも考えたが先へ進んだ。あと3時間は走りたい。
暗くなってきた。もう10km先にホテルのある小さな町が見えてくるはず。野宿の予定だったが、せっかくホテルが近くにあるので走ることにした。およそ1時間は掛かるだろう。ひたすら坂を登った。
完全に日が落ちて、真っ暗になった中を走り続けた。街灯もない。車が後ろからやってきたら、自転車ごと道の脇に避けて車が通り過ぎるのを待った。時間は掛かるが事故はしたくない。
時刻は20時手前。宿に着いた。Abebe Asegid Hotel(地図)一泊845円。足がガクガクしていた。
夕食はお馴染みのインジェラ(テフで出来た酸っぱい雑巾)とシロ(豆を煮たソース)。
ベッドに横になりながら標高を確認すると2700m。通りで寒いはずだ。宿のシャワーは冷水のみだったので、浴びるのを諦めた。
今日は坂に苦戦しながらも120km走った。アンデス山脈を彷彿とさせる激坂。明日も同じような坂が続くが100kmは走りたい。