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再三ブログに書いているがもう一度。
妻と合流する場所はケニアのナイロビ。ナイロビまでは残り949kmとなった。このペースで行けばあと11日間ほど自転車で走ればナイロビに着くだろう。妻と合流する年末の約束の日にはナイロビに間に合うはずだ。自転車世界一周を長くしている身として、まさかスケジュールに遅れるなんてことはないようにしたい。去年決めた日程だが自分自身のペースや距離感は把握しているつもりだ。
治安が悪く世界最恐の町としても有名なナイロビ。
南アフリカのヨハネスブルク、タンザニアのダルエスサラームと並び世界三大恐怖の町と呼ばれている。町の中にスラム街があり昼間も歩いてはいけないほどだとか。僕がこれから自転車で走っていく方向は危険な町だらけだ。予定ではスラム街を避けながら自転車で進むが何が起こるか分からない。チャリダーの先人達は普通に走っていて被害にあったというのをあまり聞いていない。ただその手前の村で寝ている間にカメラが盗まれたとか、ダルエスサラームに向かう途中で強盗にあったとかは報告されている。
僕が自転車世界一周をする理由は知らない道を自転車で走って景色を見たいからだ。
数年前に自転車世界一周を始めた時は、自分自身に自信が持てなくて、それでも自分の可能性を信じたくて走っていた。ファッションやミーハーで旅を始めたどころか、聞いた人が引いてしまうくらい僕は死んでも大丈夫だと考えていた。昔は何もかもネガティブに感じて自分の意見を言わないことに徹していた。そんな僕を変えるにはこれしかないと思って自転車世界一周を始めた。それくらい日本で上手くいってなかったのだが、自転車旅を始めて年齢を重ねるごとに変わってきた。今は明確に自分のやりたい事や思っていることを主張できるようになった。運よく日本人に生まれた事や家族の理解もあって、今では自由にやらせてもらっている。自転車世界一周をすることで多くのことを得た。おそらく結婚も自転車で世界一周してなかったら出来ていないと思う。他にも日本以外の国を知ることで、いかに日本人が恵まれているのかを知った。以前日本で辛いなとか感じていることもチッポケに感じた。自分の気持ちをコントロールすれば解決することだった。
そういえば妻に言われたのだが髭がダサいらしい。また切ろうと思います。
そしてナイロビで妻に持ってきてもらいたい物をAmazonから注文することにした。まずお腹に寄生虫がいる可能性もあるので虫下しの薬。マラリア予防薬のマラロンを一ヶ月分。蚊がいなくなるスプレーや蚊よけクリーム。自転車のハンドルが折れているのでハンドルバー。GoPro用のアタッチメント。
明日の予定は130kmほど走って野宿。
首都ドドマまで大きな町はなく宿は期待できない。タンザニアの首都も259kmともう少しです。首都に着いたら数日間はゆっくりします。
SEMMARU TVのオープニングを作ってみました。動画に挿入する映像です。