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色々やってたら出発が昼2時になってしまった。
なんとも遅い出だし。ブログや動画について考えていたらこんな時間になっていた。これから今日の目的地マクユニへと90km走るが、暗くなる前に到着できるだろうか。



凶悪都市アルーシャへは167kmと近い。何事もないと良いのだが…。今日はマクユニまで。明日はアルーシャまで走る予定になるだろう。
そういえば朝から何も食べていない。お腹が減ってきたので昼食を食べることにした。


ガソリンスタンドに併設されたレストラン(地図)に入った。
アフリカでは初のビュッフェ形式だった。470円で食べ放題。グリーンピースと人参と一緒に炊き込んだ白米、ジャガイモと一緒に炒めたアジアっぽい味のチャーハン、ポテトフライ、煮た豆を食べた。その他にもシチューやチキンやバナナなどビュッフェに並んでいたが、手を付けることなく僕の好きな物を胃袋に入れた。食べ放題だからといつもよりも多めに食べていた。満足した僕は再び走り始めた。すでに3時頃だが未だに目的地マクユニまでは80kmある。




平坦な道で開けた景色が続いた。これまで続いていた山道と比べ表情が変わってきた。天候も良く、自転車で走っているだけでスッキリとした気分になっていた。道路脇に地図に載ってないような村や集落があって、すでにマサイ族の人々にも遭っている。しかし写真を撮っても良いかと言い出せないでいる。理由はどこかのブログでマサイ族の写真を撮った後に、必ずお金を要求されると見たので、億劫に思って写真を撮れないでいる。
そろそろ危険生物が棲むサファリが近い。標識が変わってくるかなと思っている頃…

いつもは牛のはずの標識が鹿になった。地図でみるとサファリがすぐ横にある。
こういった場所にも人が住んでいて歩いている人や自転車に乗った人がいる。僕はその一人に話しかけた。英語はあまり通じてない様子だったので、僕はスワヒリ語で「良い」という意味のサーフィーを疑問形にして「サーフィー??」と言いながら、進行方向を指さしてライオンのモノマネをした。いわゆるジェスチャーをした。そうすると向こうも分かった様子で笑顔になって、「ライオンや象はいる。でもこの道は大丈夫だ」と答えてくれた。それを聞いて安心した。


象の楽園として有名なタランガー国立公園(地図)の手前にあるMadwa村に着いた。
この村から7km先にサファリの入り口があるみたい。タランガー国立公園には象の他にもライオンやキリンといった多数の野生動物が棲んでいる。撮影しているとサファリの客引きに「どこへ行くんだい?」と話かけられた。僕は「この先にあるマクユニまで行く。」と答えた。すると「マクユニは遠いよ。今日はここで泊まって明日サファリを見てから行った方が良いんじゃないか?」と提案してきた。結構悩んだ。僕は「サファリはいくらするの?」と興味本位で聞いてみた。すると「サファリはここから3000円で行けるよ。この村にある宿は1泊480円。」と破格の安さだった。続けて僕は「サファリは自転車で走れるか?」と尋ねてみた。すると「自転車は無理だ」と答えが帰ってきた。


ちなみにタランガー国立公園には白いキリンなるものが存在しているらしい。参考記事はこちら
結構悩んだがマクユニへと走ることにした。サファリはケニアで見ることになるだろうし、それにもしサファリへ行ったとしても今は望遠カメラが無いので良い写真は撮れないだろう。時刻は既に5時だったが残り30km。もうすぐ暗くなってしまうだろうが自転車で再び走り出した。



昼間と変わらずに平坦な道が続いた。
近く池や水たまりが多く蚊などの虫が多かった。暫く走ると辺りが暗くなってきた。


暗くなってからもしばらく走った。蚊や羽アリなどの虫が体にぶつかってくる。
蚊は動いていれば寄ってこないが、羽アリが頻繁にぶつかってくる。アフリカの羽アリの体液は毒を持っていて、もしも潰してその体液が目に入ったしまった場合は失明する。体液が体に付着した場合は強い痒みが生じるとのこと。羽アリの見た目は、まるで日本の蜂のような大きさで羽が大きく何ともグロテスクだ。走っていてとても気持ちの良いものではなかった。


なんとかマクユニに到着できた。
事前に目星を付けておいた宿へと向かった。



MIC Executive Lodge(地図)1泊1500円ほど。
蚊帳の天井には虫の死骸が多数あったが、蚊帳に穴が開いてなかったので部屋にテントを張らなくても快適に過ごせそうだった。

明日は凶悪都市とも呼ばれるアルーシャへと走る。
何事もないと良いのだが。地図でみるとアルーシャは発展した大きな町。宿やレストランなどのお店も多い。Booking.comでも評判の良い宿が多数ある。久々の都会だ。自転車屋もあるので修理するかも。距離は80kmと短いので明日必ず到着できるだろう。