………オットセイ達の巣に来た。

ナミブ砂漠…3泊4日のレンタカー観光も3日目となった。

今いるスワコプムント（地図）は大西洋に面している海岸都市。今日はこれから110km先にあるケープクロスというオットセイの巣へ行ってから首都ウィントフークに戻る予定。連日500kmほどの移動に飽き飽きしてきている。途中で運転を放棄しなければ良いのだが。数日間車で走ってみて、やはり僕は車よりも自転車で旅していた方が好きだと実感した。

コンビニには竿や鉛などの釣り道具などが売っていた。珍しかったので写真に撮ってみた。この辺りの海には漁港もあって釣りが盛んだ。ビーチリゾートとしても有名で夏には避暑地として多くの観光客が集まる。

最高気温は17度、最低気温は7度。ここはアフリカだが今まで暑い砂漠の中を走ってきた身としては不思議なくらい涼しい。潮風も強く肌寒いくらいだった。

先人達のブログではスワコプムントからオットセイの巣までの道は未舗装だと書いてあって、どんな道かとドキドキしていたが、実際に走ってみると既に舗装された道が多く、思っていたよりもスムーズに進めた。

2時間ばかりでケープクロスに到着。入場料は1100円ほどだった。

駐車場に車を停めると何匹かのオットセイが目の前でくつろいでいた。先人達のブログの情報では、外に出ると強烈な臭いがするので注意。と書いてあった。ドアをあける前に昼食を食べることにした。

朝スワコプムントのコンビニで買ってきた。

タンドリーチキンとカレー風味のミートボール。合計で300円くらい。タンドリーチキンは美味でまたリピートしたいくらい美味しかった。アフリカという場所はもっと貧しくて発展していない、食事は絶対にまずい。くらいに思っていたのだが、今思えば勝手な思い込みだった。もちろん貧しい地域もあるだろうが、南アフリカやナミビアはかなり発展している印象を受けた。

食事を終えて車のドアを開けてみた。やはり臭いがすごい。一端ドアを閉めた。ドアを閉めてもツーンとくる感じの臭いが鼻にこびり付いたかのように残る。激臭だったがドアを再び開けた。

寝ているのかぐったりしたオットセイが大半だったが、大きな鳴き声をあげて活発に動いているオットセイもいた。鳴き声が威嚇しているように聞こえて怖さを感じながらオットセイの巣へ。

始めこそ怖かったが、慣れたら可愛く見えてきた。

1時間ほどケープクロスに滞在し首都ウィントフークへと車を走らせた。ウィントフークまで約476km。

首都ウィントフークに戻ってきた。身体が自転車を求めている。僕はレンタカーよりも自転車旅が好きだ。前回宿泊したYoye GuestHouseに到着すると友達でもあるスタッフKANDASさんが温かく迎えてくれた。明日はレンタカーを返して出発の準備します。