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今回、僕はアフリカ(南アフリカ、ナミビア、ザンビア、タンザニア、ケニア、エチオピア、スーダン、エジプト)の8ヵ国を旅します。まず日本から飛行機で南アフリカに降り立ち、自転車で半年ほど走るのですが、アフリカ大陸と聞いてイメージするのは「衛生環境が悪い」「病気病死が多い」「貧困」などネガティブな印象が多いです。
実際にアフリカを自転車で旅した人から聞いて印象的だったことは、自転車で走っていると子供達が「マニー(金)マニー(金)マニー(金)」と大声を発しながら、笑顔で石を投げながら追いかけてくるそうです。。特にエチオピア地域でよく石を投げられるみたいです。恐ろしいですね。日本とは異なった文化です。その国の習慣は変えれませんが、病気を防ぐ予防接種を受けたり、様々な病気を運んでくる蚊よけ対策を考えたり、アフリカへ出発するまでに考えることは結構あります。前回の旅で19回ワクチンを受けた僕の経験をふまえて予防接種や蚊よけ対策について書きました。自転車以外で旅行する方にも参考にしていただければと思います。

なんと19回もの予防接種を受けました。。
前回はアメリカ大陸、南米大陸、欧州を2年かけて走破しました。自転車で海外を走るのも初めて、念には念をと思い、病院の方と相談しながら予防接種を19回打ちました。結果、大きな病気にかかることなく日本へ帰国できました。予防接種しておいて良かったと思いました。今回も約2年ほど日本へ帰国しないで旅をする予定なので予防接種をしてきました。前回の予防接種した抗体が残っていたので今回は計8回の予防接種で終わりました。
アフリカは南米と同じような衛生環境が予想され実際に様々な病気が流行しています。予防接種を受けた方が良い病気をまとめました。マラリアについては、予防接種がないの病院で内服薬を購入し予防しましょう。一度病気に掛かると抵抗力が無くなり、思わぬ別の病気を引き起こすこともあります。できるだけ病気に掛からないよう準備しておく必要があります。
- 黄熱病(必須。東京検疫所で予約すれば低価格で予防接種が可能。)
- A型肺炎、B型肺炎、AB型肺炎
- マラリア(予防接種はないが、病院で予防薬の購入が可能)
- 破傷風
- コレラ
- 狂犬病
- 腸チフス
- 髄膜炎菌性髄膜炎
- 日本脳炎
- ポリオ
- おたふく、水痘、麻疹、風疹
このうち1ヵ月以上の長期滞在の場合、必須なのが5種(黄熱病、A型肺炎、破傷風、狂犬病、はしか)です。渡航地域や現地での活動内容に合わせて3種(B型肺炎、髄膜炎、腸チフス)も必要になってきます。アフリカや南米ではどの病気に掛かってもおかしくないので、心配な方は8種すべての予防接種をした方が良いです。短期滞在の場合も病院で医師と相談しながら予防接種をするか決めるのも良いでしょう。

予防接種について
といっても予防接種にはお金が掛かります。国民保険は使えず全て自己負担での支払いとなります。だいたい予防接種ワクチン1本1万円が相場です。髄膜炎のワクチンに限っては1本でおよそ4万円ほど掛かるそうです。ちなみに僕は髄膜炎の注射を打っていませんが、前回の予防接種は全部で19回打ったので22万円近く掛かりました。そして忘れてはいけないのが沢山の予防接種を受けるためには、期間が必要です。19回打った時は半年ほど掛かった記憶があります。できるだけ時間に余裕をもって予防接種を受けるのをオススメします。
東京都内でも予防接種をそれなりに揃えている病院は少ないです。参考までに僕が予防接種を受けた病院は代官山パークサイドクリニックです。病院の院長さんも旅行が好きな様子で待合室のテレビにはよく海外のドキュメンタリーが流れています。南極や北極など僕たちが普段いかない場所の映像が見れます。プラセンタ注射や予防接種などを主にしていたり、海外旅行向けの検診などもやっているのでおすすめの病院です。
黄熱病の予防接種について
東京検疫所の公式ページをみると、詳しく記載されてます。黄熱病の予防接種は必ず受けてください。必須です。黄熱病の予防接種した際に発行される「予防接種証明書(イエローカード)」を持っていないと、入国すら拒否されてしまう国もあります。注意点としては「予防接種証明書(イエローカード)」は接種して 10 日後から有効になります。遅くとも出発の 10 日前には接種する必要があります。
黄熱病予防接種を義務付けしているするアフリカの国々
- アンゴラ
- ガーナ
- ガボン
- カメルーン
- ギニアビサウ
- コートジボワール
- コンゴ共和国
- コンゴ民主共和国(旧ザイール)
- サントメ・プリンシペ
- シエラレオネ
- 中央アフリカ
- トーゴ
- ニジェール
- ブルキナファソ
- ブルンジ
- ベナン
- マリ
- リベリア
- ルワンダ
アフリカの黄熱病発生・流行地
- アンゴラ
- ウガンダ
- エチオピア
- カメルーン
- ガーナ
- ガボン
- ガンビア
- ギニア
- ギニアビサウ
- ケニア
- コンゴ共和国
- コンゴ民主共和国
- コートジボワール
- シエラレオネ
- スーダン
- セネガル
- 赤道ギニア
- 中央アフリカ
- チャド
- トーゴ
- ナイジェリア
- ニジェール
- ブルキナファソ
- ブルンジ
- ベナン
- マリ
- 南スーダン
- リベリア
- モーリタニア
アメリカの黄熱病発生・流行地
- アルゼンチン
- エクアドル
- ガイアナ
- コロンビア
- スリナム
- パナマ
- フランス領ギアナ
- ブラジル
- ペルー
- ベネズエラ
- ボリビア
- トリニダード・トバゴ(トリニダード島のみ)
- パラグアイ
次に手数料として掛かる金額は収入印紙代の3680円です。東京検疫所では接種に電話予約が必須です。ちなみに一度接種すれば生涯有効です。更新手続きは必要ありません。イエローカードが発行されたら大切に保管しましょう。またイエローカードを紛失した場合は、黄熱の予防接種を受けた病院で再発行が可能です。ちなみに僕も紛失してしまったので、6年前に受けた予防接種証明(イエローカード)を再発行しました。約800円ほどでした。
実施日:祝日を除く毎週火曜日(検疫業務の都合により変更あり)
集合時間:電話予約時指定した時間(時間厳守)
実施場所:東京検疫所(江東区青海2-7-11 東京港湾合同庁舎8階)
ゆりかもめ線「テレコムセンター駅」が最寄駅
手数料:収入印紙3,680円(国際証明書発行手数料880円を含む。)
予約方法:本人からの電話で予約受付(問診等含め所要時間10~15分程度。)
予約電話番号:03-3599-1515
予約受付時間:平日09:00~12:00及び13:00~17:00
予約受付終了:接種日前日の12:00詳しくは東京検疫所の公式ページでご確認ください。東京以外の県でも予防接種可能です。詳しくは地方の検疫所の公式ページをご覧ください。
マラリア・予防薬について
アフリカの蚊によって引き起こされる病気の中で一番流行っているのがマラリア。この病気はハマダラカの雌に刺されると、蚊の唾液腺からスポロゾイトという幼虫がヒトの血管に内に入り感染します。
症状としては高熱が主症状で、悪寒や震えが発生します。マラリアには4種類あり、特に「熱帯熱マラリア」だと重症になりやすく早期治療しないと、脳性マラリア、ARDS、急性腎不全、代謝性アシドーシス、重症貧血などの病気を併発して、ついには死亡に至る恐ろしい病気です。「熱帯熱マラリア」以外のマラリアはゆっくりした経過をとり良性マラリアと呼ばれたりします。
マラリアの予防接種は現在ないのですが、予防薬を飲むことである程度感染を防ぐことができます。
マラリアの種類
- 熱帯熱マラリア:症状が重い。潜伏期間は7~14日間
- 三日熱マラリア:潜伏期間は12~17日以上
- 卵形マラリア:潜伏期間は11~18日以上
- 四日熱マラリア:潜伏期間は18~40日以上
マラリアの予防薬はメファキン(メフロキン)、マラロン、ビブラマイシン(ドキシサイクリン)の3種あります。それぞれ特徴があるので一つずつ詳細を書きます。副作用のある薬もあるので、使用する際は必ず病院のお医者さんと相談してください。
マラロン
服用時期:渡航の2日前から
服用間隔:1日に1錠。マラリア発生地を離れてから7日間は服用する。
注意事項:毎日服用する必要があるので、滞在日数によってお金がかかる。1錠の値段は約484円。
副作用:胃のもたれなど、軽微な症状が起こる場合があります。メファキン(メフロキン)
服用時期:渡航の2週間前から
服用間隔:1週間に1錠。マラリア発生地を離れてからも4週間(計4錠)は服用する。
注意事項:東南アジアではメファキンに耐性をもったマラリアが発生しています。1錠の値段は約783円。
副作用:不安、不眠、眩暈、錯乱など精神神経系の副作用が発生することがある。その他にも悪心、嘔吐、下痢など。人によっては強く副作用が出ることがあります。ビブラマイシン(ドキシサイクリン)
服用時期:渡航の2日前から
服用間隔:1日に1錠。マラリア発生地を離れてから4週間は服用する必要があります。
注意事項:カルシウムやマグネシウムなどのサプリメントと併用すると、薬が吸収されなくなるので注意。
副作用:悪心や嘔吐など軽微な症状が発生することも。長期的な服用は下痢が発生しやすく、カンジタなどのカビが発生しやすくなるという副作用が見られます。
副作用の少ないマラロンを毎日服用するのが良さそうです。1錠の値段は約484円で滞在日数によっては結構お金がかかります。メファキンは副作用の発生つらそうですが、1週間に1錠服用で1錠の値段は783円と経済的には優しいです。旅人の話を聞くとお金が掛かるので予防薬を持たずにアフリカへ行かれた方もいるみたいです。ちなみに僕は長期滞在になるのでマラロンを購入しました。マラリアは治ったとしても、後遺症として骨がギシギシとするような強い痛みが発生するそうです。出来れば掛かりたくない病気です。予防していきましょう。

蚊よけ対策・ダニ対策で必要な持ち物。
マラリア以外にもデング熱など様々な病気を運んでくる蚊。蚊に刺されないことが一番の予防になります。蚊よけ対策に有効な持ち物を紹介します。蚊のほかにダニ避けにも有効なので、海外旅行を考えている方にオススメのものです。
まず蚊よけには、DEET(ディート)と呼ばれる成分が有効的です。ちょっと前の日本では最高でもDEET12%でした。僕が南米を旅していた時も。当時の蚊よけ対策は、海外製のDEET30%の蚊よけクリームを購入するしか方法はありませんでした。
しかし2016年に厚生労働省からDEET30%まで緩和するとの発表が。ちょうど日本でもデング熱の発生したころですね。これによって発売された日本製の商品が「サラテクト リッチリッチ 虫よけ成分30%」です。最高濃度DEET30%の商品です。Amazonでもベストセラー1位になってます。わざわざ海外製のものを購入しないで良くなりました。良い時代になってきました。マダニにも効くようです。

旅しているとダニや蚊に刺される事が結構あります。特に安い宿を使うと部屋の中に蚊が何匹かいたり、ベッドにはダニがいたりして痒い思いをした事がありました。サラテクトリッチリッチのようなスプレータイプは肌に直接使用できるので便利ですね。
もうひとつオススメの商品は、「蚊がいなくなるスプレー」です。名前通り部屋から蚊がいなくなるのですが、南米を旅していた時に大変お世話になりました。1プッシュで部屋から蚊がいなくなります。

ちなみに僕はサラテクトリッチリッチを3本、蚊がいなくなるスプレーを4本購入しました。こういったスプレー以外にも虫よけ対策として、服装も長袖長ズボンを多めに用意しています。旅中でも洗濯をこまめにして虫さされを避けていく予定です。あとは大好きなお酒(アルコール類)、アフリカ横断するまでは禁酒して走ろうと思います。どこかで飲んでしまうかもですが。