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よく眠れた。アフリカでは下手な宿に泊まるより外にテントを張って寝た方が熟睡できるのかもしれない。テントの中であれば害虫に困ることもない。

 

泊めてもらった警察署から110km先にあるマルサビットへと走り始めた。

 

 

 

ほとんど裸に近いような格好をした子供達にマネーマネー、何かくれと言われながら追いかけられた。「ごめんね。僕は持ってない」と言いながら、そのまま自転車で通り抜けようとすると石を投げつけられた。ザンビアで1度経験していたが、ケニアでは初めての事だ。もし石が当たったらさぞ痛いだろう。恐怖を感じたが、子供達も当たらない程度に加減してくれてる様子だった。

 

半ば鬼ごっこ的な遊びが始まって、子供達も楽しそうだった。しばらくすると諦めて子供達が離れていった。この地域では子供達だけでなく大人も物乞いが激しかった。僕は走りながら現地人に挨拶をよくするのだが、この地域では声を掛けずにいようかなとも思った。

 

 

 

特に変わりは無いが、大きな木のない平原を走った。一応サファリが近いので野生動物に警戒しながら。

 

 

 

午後4時頃にログロゴ村(地図)に着いた。目的地マルサビットまではまだ50kmもある。今日中に到着するのは難しそうだったので、この村で一泊しようとした。

 

この村には宿はなくキャンプ場が3件あったのだが、実際にそのキャンプ場を見てみると何もない貧弱な施設だった。僕は次の村まで走ることにした。

 

 

事前の調べで知っていたが、ここから上り坂が続いた。12kmほど走るとカンボー村(地図)に着いた。そういえば朝から何も食べてない。お腹が減って足が重い……。何か食べようと村の住民に聞くと、ここには何もないと言われてしまった。

 

「もしお前さんが何か食べたいなら、ここから11km先にレストランなどがある。あの山の向こうなんだが……。」と教えてくれた。

 

 

 

周りはサファリ。野生動物に注意しながら坂道をひたすら登った。すぐに日が暮れてきた。

 

日が落ちて暗くなった頃、集落が見えてきた。地図にも村の名前は載っていないが確かに家屋が建ち並んでいた。小さなレストランやバーなどもある様子だった。村の中で一番評判の良いレストランへ行ってみた。Karare Ahmedgate Restaurant(地図)。

 

 

 

レストランの周りは真っ暗闇でポツンと店の灯りが着いていた。町外れにあったので結構苦労して店の前まで行くと鍵が掛けられて閉まっているのが分かった。

 

残念だったが、仕方なく村の中心まで戻って売店へと向かった。売店でパンとコーラと水を買った。全部で230円ほど払った。しばらくパンを食べながら売店のおばちゃんと話した。「あなたはイスラム教?キリスト教どちらなの?」と聞かれた。僕は「何もないです。唯一信じているのは自分自身」と答えた。すると売店のおばちゃんは面白そうに笑いながら「じゃあ私が祈ってあげる。あなたに神の御加護がありますように。」「もし寝る場所が無かったらこの店を使ってもいいよ。」と言ってくれた。ありがたい。

 

 

 

実はこの村を自転車で行ったり来たりしてる間に、ライフルを持った軍人さんに話しかけられて、「夕食が終わったらまたココに来い。助けるから。」と言われていたので、おばちゃんの店では泊まらなかった。

 

軍人さんが軍事施設の責任者に話を付けてくれて、軍事施設の敷地内でテントを張らせて貰うことになった。また軍人さんも優しい人で、僕が草むらの中にキャンプを設営し終わるまで、ライトで照らしてくれた。ありがたい。サファリに棲むカエルの鳴き声が響いているが、心地良く眠れそうだ。明日はマルサビットまで走ります。

 

 




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