町の写真撮ってたら男にイチャモンを付けられる…【エチオピア】

ヤベロ（地図）で休憩。

一週間ぶりにお休み頂きました。洗濯物が溜まってたので洗濯しました！

洗濯に使う水は、雨水を溜めたタンクからバケツに汲んで使います。水は完全に綺麗とは言えなくて、砂や石、虫の死骸などが結構入ってる状態。

洗剤を染み込ませてゴシゴシ。ススギも不十分なまま、洗濯ヒモに衣類を掛けた。こんな状態でもありがたみを感じた。これでもアフリカでは良い方だと思う。

この宿の内庭は植物がたくさん植えられている。虫は多いのだろうが結構好き。道路からも離れているので昨日も静かでゆっくり眠れた。

午後3時頃、お腹が減ってきたので食事をしに道路脇にある露店へ。

上の写真を撮っていたら、イチャモンを付けてきた男がいた。僕の前にやってくるなり喧嘩腰で「てめ〜、何やってんだ？今なにを撮った？今そこで写真を撮っただろう。もしかして俺を撮ったんじゃないか？」と言ってきた。

僕が「道路の写真を撮っただけ」と言うと、男はそんなわけあるか！といった様子だったので、もう一度「道路の写真を撮っただけ」と言った。すると、男はイライラした様子で殴ってきそうだった。そして「じゃあ写真を見せてみろ！」と怒りながら言ってきたので、僕はさきほど撮った写真を男に見せた。

すると男は、信じられないといった顔をして静かになった。そして小さな声で「No problem」と言った。結局これもお金が欲しかったのだろう。悲しいがアフリカでは何かに付けて物乞いしてくる。

僕が写真を撮る時は、必ず映る人に許可を得ているが、アフリカではかなりの確率で写真に入るのが嫌だという人が多い。なのでかなり遠めからの写真や人を映さないようにして、遠慮がちな写真が多い。それを見てつくづく僕は引っ込み思案だなと、昔からの僕が持っている根底な物は変わっていないようだ。

— 高橋せんまる 自転車世界一周 (@Semmaru_t) February 10, 2020

ちょっと前にツイートしたものだが、アフリカでは写真を嫌がる人が多い。なので僕は人が入っていない写真をよく撮っている。いつも配慮して写真を撮っていたことが、功を奏したようだ。

喧嘩にならなくて良かった。

煮た豆のソースとインジェラ、焼いたトマトとインジェラを食べた。値段は350円。夕食も兼ねていたのでお腹一杯に食べた。美味しかった。酸っぱさにも慣れてきた。

食後にはエチオピアのコーヒーも飲んだ。バリうまい。飲みやすい。香りも最高。リピートしたい。

食事を楽しんでいると、先ほどイチャモンを付けてきた男がビールを飲みに店にやってきた。さっきの行為を反省した様子で話かけてきた。「君は何しにこの町にきた？」と男が言った。僕が「自転車で世界を旅してここまで来た」と言うと、男の雰囲気か一気に変わった。まるでリスペクトしてくれているかのようだった。

僕が食事を終えてから、男に「ありがとう。良い夜を。」と言うと、男は笑顔になっていた。

宿に戻ると自転車修理をした。やはりナイロビの自転車屋の修理がメチャクチャだったのが悲しくなるが、リアディレーラーすらまともに付けられていなかった。プーリーを外してキッチリと直した。これで前よりかなり走りやすくなったと思う。

明日は北にあるハラレ村（地図）を目指して走ります。