世界一周ランキングに参加してます。
上のボタンを1日1回クリックすると投票されます。
1位獲得した場合の企画も募集中です。
こちらのフォームから記入(回答)
よろしくお願いします。

朝7時過ぎにスーダン大使館へ。「今日こそはスーダンビザ取得するぞ」と僕は張り切っていた。
受付のドアをノックすると、スーツを着たオジサンが出てきた。昨日も少し話したオジサンだ。「No Service. No Visa.」とオジサンが言い放ち、すぐにドアを閉められた。門前払いだった。意味がよく分からなかった僕はしばらく大使館前で座っていた。するとゾロゾロと人が集まってきた。皆スーダンビザを取りに来たのだろうか。僕と同じように門前払いを食らっているようで困っていた。
10時を過ぎた頃、諦めた様子でゾロゾロと人々が帰っていった。僕はなんとしても今日中にビザ取得したかったので方法を考えていた。信頼する旅人に連絡してどうすれば良いかと聞いたりしていた。結果、お金をチラつかせてみよう作戦。いわゆる賄賂である。
僕は再び大使館の窓口をノックした。さっきのオジサンが出てきた。「ビザはない。営業もしてない。既にビザ申請中なら対応する。」との事だった。次にビザ発行できるのはいつか?と聞いてみたが、日時ははぐらかされる様な感じだった。「お金をあげるからお願いします」と僕が言うと、急いでいたのか、オジサンはすぐにドアを閉めた。
困った…。新型コロナによる影響だろうか。理由は分からないが、スーダンビザは取得出来ないようだ。
とりあえず、自転車の元に戻り、スーダンとの国境近くにあるゴンダール(地図)まで自転車で走る事にした。ゴンダールまで行けば空港がある。今度は飛行機で首都アジスアベバに戻り、スーダンビザに再挑戦してみる。もしビザ取得出来れば、ゴンダールに戻る。もし取得出来ないならばエジプトか別の国に飛ぼうと思う。
なんにせよ。大幅に予定が狂った。
僕は自転車の元に帰るため、タクシーに乗ってバスチケットを購入しに行った。チケットは無事に購入できたが、なんと出発時刻が早朝4:30だった。乗り遅れたくないので、バス乗り場の近くの宿に泊まろうとした。
しかし、バス乗り場のある場所は都心で、周りにはシェラトン・マリオット・ハイアットなど、1泊1万するような高級ホテルしか無かった。
仕方なくバス乗り場から少し離れた、歩くと20分ほど掛かるホテル(ウェイゴス・ゲスト・ハウス)に泊まることにした。1泊3800円と結構したが、施設が古く虫がいそうな雰囲気の宿だった。日本の西成とかで泊まった方が安くて快適だと思う。まあでも場所は良い。メイン通り沿いでバス乗り場からまあまあ近い。
フラっと入ったレストランだが、人気店だったようだ。Makush Gallery(地図)お客さんは白人さんしかいなかった。画廊とレストランが一緒になったお店。
チーズソースの掛かったステーキ、ピカソという名前のピリ辛なトマトスパゲッティを注文した。ビールも頂いた。日本時間では3月6日になっていた。
3月6日は僕の誕生日です。エチオピアの首都で迎えました。素敵な絵に囲まれて食事を楽しみました。そして安倍総理からのプレゼントをニュースで見ました。この日が記念日となると嬉しいです。日本は動き出しました。僕もそろそろ動き出します。家族のために何が出来るかを考えた一日となりました。
エチオピアに入ってから特にストレスを感じていたのかもしれない。絵って良いな。と初めて思った。眺めているだけで心地良かった。明日はバスで自転車の元へ戻ります。