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朝起きると雨が降り続いていた。朝食は同じメニュー。
昨日タンザニアTV(azamTV)のプロデューサーと出会い取材したいと言われていたが、FaceBookこそ交換したものの一向に連絡は無かった。どうやら取材は無いっぽい。今日もこの町に泊まることにしたのだが、一日足止めになってしまい残念だった。休憩だと思ってゆっくり過ごした。それに雨も降っているので、もし自転車で走っていたら大変だったと思う。
雨が止んだので、町へ出てみた。
タンザニアでよく見かける焼きトウモロコシの露店。
外で売っている食べ物は衛生的に危ないからという理由で敬遠していたが、今日は冒険してみた。食べてみることにした。値段はなんと1本24円と安くて驚いた。炭火焼きで美味しそう。
焼いている様子を観察していたが、おじちゃんが素手でトウモロコシをひっくり返して焼いていた。焼くのに夢中なおじちゃんの服の袖が頻繁にトウモロコシに触れていたが気にしないフリをした。
食べてみると予想していた味と全く違った。甘くない。そういえば日本ではスイートコーンという種類のトウモロコシだった。これはどんな品種なんだろう。確か日本では家畜用のトウモロコシと分けていた気がするなと思いながら食べた。噛み応えがあって1本食べただけでお腹が一杯になった。ウガリやシマ(トウモロコシの粉をお湯で練った料理)の材料かな。美味しくはないけど、他に食べる物が無ければ食べるかな。
ムベヤの中心にある広場は今日も活気があった。
人込みの中には、貧しそうな人が座って物乞いしている様子もあった。目に留まったのはプラスチックケースを太鼓のように叩いて音楽を奏でる人、片足がない女性だった。写真を撮ろうとは思えなかった。なんだか悲しい気持ちになった。そんなふうに思って突っ立っていると腕っぷしの強そうなガタイの良い兄ちゃんが話しかけてきた。英語が通じずコミュニケーションは出来ないが、気に入られたのか拳を合わせて挨拶された。彼はかなり臭かった。何日も風呂に入ってないだろう。きっと物乞いをしたかったのだろうが去っていった。日本では働けば最低限暮らせるが、アフリカの人々はどうなのだろう。
広場の様子を動画にしてみた。
町の様子を見ても改めて日本は恵まれてると実感する。アフリカ人の長期旅行者を僕は未だに見たことがない。僕がこうして旅できているのも遠い先祖のおかげだ。
汚そうで敬遠していたPUB(日本ではレストラン)だが、客足が良く満席だったので食べてみることにした。外からキッチンの中が見えるのだが、ハエが大量に飛んでいたので衛生的に怖かった。たぶん大丈夫だろうと思われるポテトフライを注文。94円だった。安い。塩を付けて食べたがいつものポテトフライの味に安心した。ここで相席になったタンザニアのドクターと出会って、自転車世界一周の話で盛り上がった。
…とその時だった。昨日のTV局のプロデューサーから連絡があった。「今どこにいますか?」とメッセージが届いた。僕はすかさず今いる場所の住所をメッセージで送った。…しばらくすると「今サッカー場にいます。」とTVプロデューサーから連絡が来た。これを見て僕は「あ、忙しんだな。これはやっぱり今日取材はないな。」と思った。
ドクターの彼女がやってきたので相席では申し訳ないと思い、僕は急いでポテトフライを食べてドクターに挨拶をしてから席を立った。自転車に乗って宿に戻ることにした。途中にあった小さな売店で500mlのビールを2本購入。部屋に戻ってインターネットでニュースを読んだりして、のんびりと過ごした。
明日こそは出発します。