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よろしくお願いします。
はい!始まりました。今日も走ります。
今日の予定はここアルーシャから国境を越えてケニアへ!
国境ナマンガまで距離は109kmほど。およそ10時間ほど自転車で走る。宿で自転車に荷物を載せて準備していると、ケニア在住のおじさんから名刺を貰う。名刺を見るとナイロビ大学の医学教授らしい。自転車旅に興味を持ってくれてナイロビに着いたら連絡してほしいとのこと。
アルーシャからひたすら登り。
本当はこの辺りから名山キリマンジェロが見えるはずなんだけど残念ながら雲が多くて見えなかった。途中の小さな売店で買ったバナナチップスを食べながら走っていた。約100円。
山を登り切った峠の写真なんだけど、この辺りは景色が良くてゆるかな下り坂で気持ち良かった。
道路を歩くマサイ族に「ジャンボ!」「マンボウ!?」「ボア!」「サーフィー!」とスワヒリ語で挨拶しながら走っていたよ。やはりすれ違い際に何かくれと物乞いする人も多いんだけど、好意で僕に挨拶してくれる人もいる。
国境ナマンガまであと73kmの標識が見えてきた。
カメラで記念撮影していると道路脇の家屋から子供達が出てきた。またいつもの物乞いかなと思いながら撮影を続けていると、自転車を持ってきた子供達が僕に寄ってきた。「空気入れを貸してくれないか?」と子供達が言った。僕はリアキャリアの網に引っ掛けてある空気入れを子供達に貸した。
暫くしてチューブに空気を入れ終わったみたい。
子供達が空気入れを返してくれた。空気入れを再びリアキャリアの網に引っ掛けた。すると「何かくれ」と物乞いを受けた。いつものように「何もない」と僕は言った。このやり取りを何度か繰り返して子供達が諦めた。アフリカでは子供達だけでなく大人も同じように物乞いをする。とりあえず物乞いをするのがアフリカの文化と言っても過言ではない。この日はマサイ族の他に入国審査施設の警備スタッフ二人からも物乞いを受けた。
自転車で走っているとあっという間に夕方になっていた。
菜の花だろうか?黄色の花が咲いていた。綺麗だった。
時刻は18時。暗くなり出した頃に国境ナマンガに到着。
タンザニア側には宿や売店があり発展していた様子だった。辺りが暗くなっているので少し悩んだが、ここまで来たらケニア入国することに決めた。
入国審査施設前には大型観光バスが止まっていて、沢山の観光客が入国審査のために長い行列を作っていた。僕もその行列に並んでいた。入国審査スタッフから「自転車から全ての荷物をおろし全ての荷物を持って列に並びなさい」と言われ、重い荷物と一緒に列に並んでいた。
行列に並ぶこと2時間後、やっと入国審査を終えた。
すっかり辺りが暗くなってしまった。
入国審査施設のスタッフ達も帰宅時間なのだろうか。さっきまで警備員として仕事をしていたスタッフが私服で僕に話しかけてきた。単刀直入に書くと「何かくれ」と物乞いを受けた。アフリカでは沢山の場所で物乞いを受けたが入国審査の警備員から初めてのことだった。やはりこの先のケニアは前情報通り治安が悪いのだろうか。もちろん物乞いしないで普通に話してくれたスタッフもいる。「ケニアは治安悪いですか?」と僕が尋ねると「昼間は大丈夫だけど夜は多少危ないよ。それにハイエナやキリンも至る所で出没する。」と言っていた。
MP5のような機関銃をもった軍人もいた。
軍人に治安状況を聞くと「安全だよ。しかし夜遅いから今日はこの施設で寝てから明日街へ走った方が良いんじゃないか」と言われた。もっともな意見で悩んだが宿まで走ることにした。国境から出ると大型トラックが沢山並べられているが人影が少ない場所だった。ケニアへと入国した。しばらく暗い夜道を走っていた。暗いがケニア側の方が発展しているように見受けられた。しかし街灯もなく人影も少なく寂しい雰囲気。道路脇の白線を見ながら走った。幸運なことにタンザニア側の電波が繋がるのでネットはできる状態だった。あらかじめ目星を付けていた宿へと向かった。
宿に到着した。宿まで暗闇の砂の道で歩いてたどり着いた。時刻は夜10時。
夕食も用意いただけた。白米とトマトスープで煮込んだ牛肉とジャガイモと人参のスープ。冷えた体に沁みて美味しかった。1泊2900円。夕食は500円だった。宿の名前はHills Gate Hotels(地図)。部屋は清潔で蚊帳もしっかりとしてるので蚊などの虫に悩まされることなくゆっくり眠れそうです。そして首都ナイロビまであと2日ほど掛かりそうです。明日も100kmほど進む予定です。ケニアに到着して一安心しております。ここまで無事なのも皆様の応援のおかげでもあります。これからケニア編が始まりますがよろしくお願い致します。