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なんだこれは…。霧が凄い…。
こんなに視界が悪いのは5年前のコロンビアの山の中ぶり。
霧の日は涼しくなるのでむしろ好条件だと判断し、世界一危険な国境モヤレへ向かって出発することにした。
およそ125km先にあるTurbi村の警察署が今晩の目的地。走る前にお腹が減っていたので宿のレストランでチキンカレーを食べた。ゆっくりと支度して走り始めたのは11時を過ぎた頃だった。
走り始めこそ霧が濃かったが、坂を下っていくうちに霧が消えて視界が広がった。
目の前にはいつものサバンナが見えてきた。…なんだあれは。道路脇に大きくて黒い鳥が群れを作っていた。僕が横を通り過ぎようとすると、鳥達が一斉に散っていった。血生臭い匂いと共に…群れのスキマから大きなアバラ骨が見えた。なんだろう…。もしかして人間の骨?
恐る恐る近寄って確認すると、鳥達の群れの中心にあったのは、腹の辺りから食べられている牛の死体だった。車にでもハネられたのだろうか。
それにしてもなんという名前の鳥だろうか。大きすぎる。これがアフリカのハゲタカかハゲワシだろうか。
下り坂は最初の20kmだけで平坦な道が続いた。上の写真の辺りは乾燥していて砂漠(荒野)のようだった。だだっ広い景色が続く。
しばらくするとbubisaという村(地図)に着いた。
家屋は少ないが村人はそれなりにいる様子。マンボ〜?(ご機嫌いかがですか?)ボア(僕は調子良いよ)と村人に挨拶しながら走った。
一応この辺りは窃盗集団が出没する地域だが、笑顔でボア(調子良いよ)と返事してくれる村人に安心しながら走った。いつも通りのケニアだった。
遊牧民が多く、家畜のラクダ・牛・ヤギをたくさん見た。上の写真は牛に池の水を飲ませてる様子。
ひたすら直線を走った。最後は足がクタクタになって辛かった。
なんとか18時頃に目的地のTurbi村に着いた。結構な長距離を走った。
喉が渇いていたので、売店で水3リットルとコーラ500mlを購入した。すぐにコーラを飲み干してから、村の中心へ向かった。
写真では伝わり難いが、規模の大きい村だった。粗末だが家屋も多くそれなりに人も住んでいる。特に子供達が多く、ちょうど下校のタイミングと重なったのか、制服を来た中学生くらいの子によく挨拶された。…さてどこで寝よう。寝床を探した。元々は、この村の警察署で寝る予定だったが、実際に建物を見てみるとかなり大きくてセキュリティも凄い。ライフルを持った軍人さんが何人もいる。ちょっと気が引けたので、警察署の前にあったレストランにテントを張らせて貰えないかとお願いしてみた。
すると…オッケーを貰った。ありがたい。お腹も空いていたので夕食を食べた。ライスに焼いたヤギの肉・トマトソースで煮たキャベツのスープを食べた。200円だった。やはりライス衛生的にハズレがなくて良い。味も美味しかった。
そういえば次の国エチオピアには、ゲロ味のスーパーフード「インジェラ」がある。見た目は黒い雑巾のようだが栄養価が異常に高く、日本で買うと非常に高い。エチオピアでは庶民の食べ物。食べるのが楽しみだったりする。
今日はここで寝る。明日はエチオピアとの国境モヤレまで125km走る予定だ。もうすぐでエチオピア。世界一危険な国境とも言われるが、楽しみになってきた。