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この日は大変過ぎて、写真もほとんど撮ってない。

 

dilla(地図)の宿で無料の朝食を食べて、それから走り始めた。時刻は11時。目的地のアワッサ(地図)までは、およそ80km。山道だろうが、まあ順調に走れれば、到着できるかなと思っていた。

 

 

 

昨日から故障しているリアキャリアの調子が悪くチューブを巻き直していると、沢山の人が集まってきた。折角なので1枚写真を撮る。

 

もちろん防犯対策として、修理中は人々に「離れてくれ!」と声を強くして言った。それでも写真の通り、沢山の人が集まる。

 

上の写真で自転車を持って映ってる白シャツの男が特に優しく、僕の意向を感じて、集まってくる人に「離れてくれ!」と場を仕切ってくれた。

 

修理が終わって数km走ると、今度は前輪がパンクした。だいぶ前に伝えた通り前輪も劣化している状態だ。そして、パンクを修理して走り始めて直ぐに2回目のパンク。パンク修理なら簡単に直せるが、予備のチューブが無くなった。もし次にパンクしたら、バス移動しかないなと思いながら走った。

 

 

 

安定して走れたのは3時以降だった。予定していたペースよりかなり遅い。山の中を必死に走っていた。久々に首都までの標識を見つけて写真を撮った。残り327km。ほとんど愛知県から東京までの距離と同じだが、僕にはあと少しのように感じた。

 

一枚写真を撮っただけの、短時間に沢山の子供が集まってきた。記念に写真を撮った。

 

そしてこの写真を撮る手前の道は本当に酷かった。あまり思い出したくないのだが「Fuck you!」を連呼しながら、石を投げてくる子供や大人。そして「you アリババ!」と言いながら石を投げてくる人々に出会った。アリババはおそらく権力者や金持ちの事だろう。石は直接身体に当たる事は無かったが、若干見の危険を感じるほど歓迎されていなかった。

 

 

 

危険なエリアは越えたようで、時刻5時頃は走ることに集中できた。

 

もしかしたら目的地のアワッサに着けるかもしれないと、一生懸命に走った。

 

 

 

辺りは暗くなってきた。アワッサまであと何キロあるだろうとスマホで確認すると26km。まだまだ遠いなと思っていると、後ろから歩いてきた一人の男が「そこの君。何かトラブルでもあったかい?」

 

僕はチャンスだと思った。「テントを張る場所を探してます。」と男に言った。すると……

 

 

男の家の前でテントを張らせてもらう事になった。男には家族がいて、奥さんと子供が5人いる様子だった。テントを張り終えると700円ほど請求された。ほとんど安宿に泊まると同じくらいなので、僕は高いなと思いながらもお金を払った。寝る場所があるだけありがたい。(地図

 

しかし、この時はよく分からなかったが、男が僕のテントのすぐ隣にマットを引いて座ってきた。僕は不思議に思ったが「外で寝たいのかな?」と思い、特に気にする事は無かった。

 

 

 

しばらくすると、パンと豆とコーヒーが出てきた。ありがたくご馳走になった。

 

食べ終えた後、僕は寝ようかなと横になった。寝袋に籠もって1時間ほど寝ていたと思う。おそらく自分のイビキで起きた。そして何気なくライトをつけて外を確認すると………

 

 

 

男がまだ座っていた。何でいるんだろう。若干驚きつつも僕は「大丈夫ですか?寒くないですか?家に入って寝たらどうですか?」と男に尋ねた。すると男は「大丈夫だ」と笑顔で言っていた。

 

まあ本人が大丈夫なら良いか、と思い僕は横になった。続く………

 

 

 




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