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昨日からブログ更新はストップ。ネットを求めて早朝6時に宿から出た。
ケニアに入国してから未だにSIMカードを購入できていない。今いる場所はBisil(地図)。小さな村っぽいがSIMカードを購入出来そうなお店を探していた。試しに売店へ入って聞いてみたが「SIMカードは売っているが、外国人だと動かない」と言う。別のお店でも同じような返事だった。続けて売店のスタッフが言うには「次の町カジアードなら外国人でも使えるSIMカードがある」そんなような答えが返ってきた。理解できなかったが、とりあえずカジアードへ行くことにした。
昨日の目的地だったカジアードまでは残り30km。およそ3時間で走れる距離だ。
今日中にナイロビまで行きたいところだが、SIMカードを手に入れたらネットに繋げて、それからブログ更新をすることになる。ブログ更新には2~3時間ほど掛かる。おそらくナイロビ手前までしか今日は走れないだろう。
なんと…自転車が故障していた。カジアードまで走ろうと自転車に乗ったが、自転車が全く動かなかった。
ここから専門用語の羅列で申し訳ない。確認するとリアディレーラーからチェーンが外れていた。チェーンが外れた状態で僕がペダルを漕いでしまいリアディレーラーが変形してしまった。一番の原因は長旅で部品が劣化していたのだろう。まずい。もしかして走れなくなったかな?と思いながらチェーンを手でリアディレーラーの歯に乗せるように修正すると、なんとか走れた。しかし低速ギアにするとリアディレーラーとスポークが触れてしまい危険な状態だった。スピードは出ないが走れる。首都ナイロビまで無事に行けると良いのだが……。
飲み物が無くなったので、途中の小さな村にあった売店へ。
水2ℓとパンとビスケットを購入。
変わり映えのない景色が続く。
この日も上り坂が多かった。故障でギアチェンジは出来ない。重いギアのまま走った。自然と顔を歪めていた。
首都へと近付いている。交通量が多くなってきた。
猛スピードで大きなトラックが横を走っていく。
カジアードに到着。時刻は11時過ぎだった。
この時点で既に疲労感があった。若干苦しい。
そういえばケニアのSIMカードはSafaricomという変な名前だ。ケニアで最大手の通信会社らしい。
上の写真は幹線道路側の売店だが、ここでも「SIMカードはある。ただ外国人は使えない。」「この町にはSafaricomのデスクがあるから、そこでアクティベーションする必要があるとのこと。」ここに来てやっと理解できた。毎回思うが売店の人達は、時間を掛けてでも僕に親切に教えてくれる。ありがたい。
賑わう町を通り抜けて、Safaricom直営SHOPに着いた。
従業員が慣れた手つきでSIMカードの設定をしてくれた。値段は3257円で25GB/30日と激安…。ちょっと使ってみたがタンザニアより圧倒的に速い。ネット環境の良い国は好きだ。
店舗の中が空いていたので、ここでPC作業しても良いかと従業員に聞くと、快く了承していただいた。
椅子に座りブログ更新を始めた。2時間で書き終わった。書き終わると急いで走る準備をした。
カジアードの町から走り出した。
時刻は3時。
真剣に走っていたが、故障もあってスピードは出ていない。
午前中に買ったパンやビスケットは既に食べ切っていた。
辺りは暗くなり始めている。ナイロビまでは30kmほど残っている。今日中に首都ナイロビまでは難しいと諦めた。
ナイロビ手前にある目星を付けておいた宿まではあと3kmだ。もう目と鼻の先。お腹が空いたのでガソリンスタンドに併設された売店へ。
パンとビスケットとポテトチップスを購入。売店のおばちゃんに「この町は危険か?」と尋ねてみた。すると「安全だ」と言っていた。店の外に出て僕がポテトチップスを食べていると、先ほどの売店のおばちゃんが店から出てきて話掛けてきた。
「どこまで行くの?もしかしてナイロビまで行くの?」と売店のおばちゃんが言った。「3km先の宿まで。」と僕が答えると、安心した表情になって店に戻っていった。おばちゃんの様子を見て「きっと夜のナイロビは危ないのだろう」と改めて思った。ナイロビは世界三大凶悪都市だと治安最悪だと言われる都市だ。夜に到着するのは避けたい。明日昼頃に到着できるスケジュールにしたい。
売店から数分走ると宿に到着した。宿の名前はSheel Restaurant and Lounge(地図)
1泊1700円で水シャワー、蚊帳付き。部屋に蚊は多いが、穴も無くしっかりとした蚊帳だったので、蚊帳を張って寝ることにした。夕食はパンだけだと不安だったので、宿のレストランでチキンとポテトを注文した。大盛にしてくれた。値段は約800円だった。
寝る前に明日の宿を予約しておいた。Annies GuestHouse(地図)。Booking.comから評判が良く空港から近いのでこの宿に決めた。察しの良い方ならお分かりだろうが日本からも旅行客がやってくる国際空港だ。
明日の工程は22kmと短い距離を走る。順調に行けば明日必ずナイロビに到着できるだろう。ナイロビは昼も外出してはならないと言われるほど危険な都市だが、都会的で発展している。美味しいレストランやカフェで美味しい物を食べたり、快適な部屋で久々にゆっくりできると思うと楽しみでならない。明日を楽しみにしながら眠りについた。