世界一周ランキングに参加してます。
上のボタンを1日1回クリックすると投票されます。
1位獲得した場合の企画も募集中です。
こちらのフォームから記入(回答)
よろしくお願いします。
ザンビアのビザ失効まで残り4日と迫ってきた。
今いるシワガンドゥ(地図)からタンザニア国まであと292km。今日も朝早く準備して100kmほど走る予定だった。
朝起きると、停電により機材のバッテリーが無い状態だった。
宿には電気が来ておらず充電できなかったので、自家発電している電気屋さん?を訪れた。値段は320円はブログ更新をしながら4時間ほど充電させてもらった。
電気ケーブルの他に雑誌かポスター?みたいな物が売られていた。
実際の題材は見たことあるけど、どういった商品かは分からなかった。壁に飾る商品だろうか。
充電を終えてから売店で水5ℓとビスケットを購入。
野菜不足だと自分でも思っているが、この地域では店内に野菜が見当たらない。全ての準備が終わった頃にはもう12時になっていた。早く走り出したかったが、いつもよりも遅いスタートになってしまった。
走り始めてすぐに雨が降り始めた。
昨日みたいな雷は無かったが猛烈な雨が降ってきた。
雨の中を暫く走っていたが、マトゥンボ(地図)の町で雨宿りした。
雨宿りのために駆け込んだ先は売店だった。売店のオーナーさんや他のお客さんと雨が止むまで立ち話をした。外国人が立ち寄ることは少ないのだろう。かなり珍しい目で見られたが話は弾んだ。写真を撮るとカメラの性能を気に入った様子で「俺の店で何枚か写真を撮ってあとで送ってくれ」と言われた。みんな気さくな感じで優しかった。僕が再び走りだそうとすると温かく見送ってくれた。
変わり映えのない景色。
何日も同じ景色の中を走っているようで、精神的に来ていたのだと思う。若干ピリピリした感じで走っていたのだが、道路脇の集落の方々が元気に挨拶をしてくれるので、それによって僕も自然と笑顔になっていた。
荷台のネジが飛んでしまい、走れない状態になってしまったが別のネジを用いて応急処置をした。
道路は一見するとアスファルトで舗装されているように見えるが、かなり粗いので自転車を漕ぐと縦揺れの振動が発生していた。金属はゆれに弱い。長期の自転車旅では特にリアキャリアを故障することが多い。
故障を直して走り始めると、すぐに暗くなってきた。こういう日もある。予定したよりも走っていない。不甲斐ない気持ちになって朝まで走ってやろうとした。
暗闇の中を走り続けると明かりが見えてきた。
ガソリンスタンドだった。地図で見ると近くのチンサリ町(地図)からはだいぶ離れているが、幹線道路沿いにも家屋がいくつもあって町のようになっていた。予想外の町灯りだったので嬉しくなった。
ガソリンスタンドで自転車から降りて休憩していると、男が話しかけてきた。一見普通の恰好をした男だが、話をしているうちに彼は警察だというのが分かった。「どこまでいくんだい?今日はもう夜遅いからここで休んでいきなよ。俺が話を付けてやるから」と英語が拙い僕にとっては有難い存在となった。名前はシアンガ。
シアンガの仲間ダーリーを通じてガソリンスタンドのオーナーさんと連絡を取ることができた。オーナーさんに事情を説明すると快くキャンプの承諾をしていただいた。ありがたい。
このガソリンスタンドの隣に警察署がある。治安も良いとのことで安心してテントを張った。
テントを張っている時に話しかけてくれた方が、レストランの場所まで案内してくれた。ありがたい。
シマ(トウモロコシの粉をお湯で固めたもの)とチキンを注文した。美味しかった。
夕食のあとも警察の方々やここのガソリンスタンドの土地のご主人様だと思われるお偉いさんがきて、自転車世界一周について興味津々の様子だった。僕が旅話をすると皆楽しそうに聞いていた。良い一日になった。
そういえばテントの中で地図を改めて確認すると今日は80kmほど走っていたみたい。思いがけず結構進んでいたので満足しながら眠りに着くことにした。明日は早く出発して110km走りたい。