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翌朝…ウィントフークの繁華街へ。
自転車を修理しにやってきたのだが、首都はやはり発展してたよ。どことなくアメリカっぽい街並み。でもここはアフリカのナミビア。歩道用の信号がずっと赤信号のままで、どうやら壊れていたみたい。僕は信号の前でしばらく突っ立っていたけど、他の歩行者が赤信号のまま平気で渡っていくのを見てやっと気が付いた。
自転車の状態は深刻。今のうちに修理しておかないといずれ走れなくなるような状態。今いる首都ウィントフーク以降は当分、自転車屋があるような大きな街はない。この街で修理ができない場合は応急処置をし続けながら走ることになる。このままだと未舗装道路はもう避けていくしかない。無事に修理できると良いのだが…。
…ここはアフリカ。どんな自転車屋があるのだろう。必要なパーツは果たして売っているのだろうか…。地図を確認しながら自転車屋へと向かった。地図を見ると自転車屋は3軒ほどある。もし1軒目でパーツが見つからなければ、次の自転車屋へはしごする予定だ。
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1軒目の自転車屋、MANNIE'S BIKE MECCA(地図)。外見はかなり立派。
ん…店を覆うように電線で防犯対策を入念にしてる。触れると危ないのか…珍しい。中身はどんなものだろうか…。必要なパーツが手に入ると良いのだが…。どれどれ
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なんだここは…
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店内は広く品数も豊富で広いワークスペース。ナミビアにこんな素敵な自転車屋があるとは思ってもいなかった。甘く見ていた。こんな規模の自転車屋はヨーロッパでもなかなか無いだろう。いきなり渋谷に来てしまったかのようだった。
探していたネジとナットも見つかった。いくらか聞いたところ「無料だ」との答えに驚いた。チップを多めに払った。他には予備としてチューブを4本購入した。
ネジとナットを故障していた箇所にはめ込み修理完了した。思ったよりもスムーズに時間を掛けることなく終わった。予想ではこのネジとナットがどこにも無く、別の何かで補強する形になるだろうと思っていたが、例えば溶接してもらったり、自動車かバイクの部品で代用したりとか。結果的に良かったのだが、とにかく思いがけず…あまりにも簡単に解決してしまって拍子抜けした。
自転車修理が完了し、残る目的はナミブ砂漠のツアーについてだ。ネット上で調べると最安のツアーで約7万円ほどすることが分かった。…高い。
そこで経費を安くするためにレンタカーを借りることにした。2週間前に自転車が故障していなければ、自転車で行く予定だったのだが、修理するために砂漠から抜けてこの首都ウィントフークに来た。自転車で行くと来た道を再び2週間かけて戻ることになるので今回はレンタカーで観光する。
街で評判のレンタカー屋Asco Car Hire(地図)にやってきた。
ここは大型SUV・キャンピングカー専用で、1~3日など少ない期間では貸してないらしく、長期的に借りたい人用のレンタカー屋だった。お値段は1泊だいたい7000円ほど。僕は3泊4日の予定で小さい車を探していたので、こことは条件が合わなかった。
部屋に戻ってきて、ネット上からレンタカーを探した。
マニュアル車なのだが、日本でマニュアル車の免許を取っておいて良かった。まさかこんな所で役に立つとは。車種はTOYOTA カローラ。
レンタカーの品揃えとしてはマニュアル車が多かった。オートマチック車は品薄で割高だったので、あえてマニュアル車を選択。値段は本体レンタル料が18623円、保険料が8285円の合計26908円だった。ナミブ砂漠まで必然的に砂の道を走ることになる。保険を掛けておいた方が良いと判断した。
レンタカーの予約は完了。
予約はしたが一つ懸念が…。レンタカーの受け取り場所がウィントフークの国際空港。今いる場所からは約50kmほどある。近くの市内でレンタカーするよりも、値段がはるかに安く保険に加入できたり、口コミの評判が良いので選択したが、明日どうやってウィントフーク国際空港にいこうか。おそらくタクシーかバスで行くことになると思うが。
こんな異国の地でレンタカーに乗るのは初めてだよ。しかも砂漠の道を走るなんて…もし途中で車が動かなくなったりしたら本当に大変。どうなるんだろう…何事も無いと良いんだけど……。