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80km先にあるバハルダール(地図)を目的地に走った。この日は石を投げられる事なく気持ち良く走れた。
途中でアメリカ人の自転車乗りと出会う。なんと夫婦で自転車旅をしているそうだ。僕と逆方向のルートで南アフリカへ向かっている様子。旅の無事を祈りながら別れた。
実はこのご夫婦とお会いする前に、もう一人、女性の自転車乗りと出会った。僕とは逆方向のルートを走っているようだった。僕が挨拶すると、恥ずかしがり屋なのか、あるいは僕が汚くて嫌われたのか、ほとんど喋る事なく行ってしまった。挙動から察するに、おそらく彼女はかなりの変わり者だと思う。旅の無事を祈りながら僕も走り出した。
いつもなら子供達が石を投げたり悪さをしてくるのだが、この辺りの子供は物乞いだけで大人しかった。
エチオピアは80以上もの部族によって構成された国だ。地域によって人の気質も変わってくるのかもしれない。いつもより気楽に走っていた。
いくつかの村を通り過ぎた。山道だがアップダウンはそれほど無かった。道中の売店で水2リットルを買った。
3時過ぎにはバハルダール(地図)に着いた。落ち着いた雰囲気で首都よりはだいぶ治安も良いだろう。事前に予約しておいたホテルへと向かった。
奇遇なことにホテルのロビーで、日本人の方と出会った。作業着を着ているのでおそらくこの町で働いているのだろう。同じホテルに宿泊している様子で、話の流れから一緒に食事することなった。ビックリされるといけないので、「結構食べますよ。」とあらかじめ大食いだとアピールしておいた。18時にレストランで待ち合わせをした。
Unison Hotel(地図)1泊2700円。Wifiはそれなりに早く、清潔でベッドにも虫はいなかった。
荷物を部屋に入れ終わると、すぐにシャワーを浴び、髭を久々に剃った。その後は服を洗濯して、食事の時間を待った。
好きなものを注文して下さいと言われ、野菜ライス・カルボナーラパスタ・ビールを注文した。僕の舌はすっかりエチオピアに染まっているのだろう。奢りだからといってステーキみたいな高級なものは頼まなかった。何ならインジェラとシロを注文しようかと思ったくらい。いつもとさほど変わらないメニューを食べた。
彼は珍しい仕事をされていて、日本とエチオピアを頻繁に行ったり来たりしている。法学部出身なのに今では理数系の特殊職をしているようだ。ルワンダにも10年ほど住んでいたりと、珍しい話を沢山聞けた。
そして「明日もし良かったら仕事場に来てみますか?」とお誘いを受けた。行き先はエチオピアのゴミ処理場なのだが、こんなチャンスは2度とないだろう。明日は次の街まで走ろうと思っていたのだが、せっかくのお誘いなのでゴミ処理場を見学する事にした。
お互いに旅が好きだったり、妻と遠距離だったり、共通の話題があったので食事しながら色々と話した。というわけで、明日はゴミ処理場の見学に行ってきます。