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夜が明ける頃、事件が起こった。近頃の僕は4時頃に目が覚める。これは4時から朝までモスクが拡声機を使って、イスラム教のお祈りを爆音で町全体に流すからである。うるさくて眠れない。
本来なら眠いはずの時間帯だが、まるで起きる時間と寝る時間をイスラム教に指定されているようだ。すっかり調教された僕は横になりながらスマホを弄っていた。
時刻は6時を過ぎた頃、足音が聞こえ始めた。おそらくホテルの従業員だろう。足音を聞きながら何気なくスマホを見ていた。すると足音が僕の部屋に近づいているのが分かった。「そういえばドアの鍵をかけないで寝てた。」まさかそんな事はないだろうと思いながらも、僕は上半身を起こして足音がしたドアの方を見ていた。
しばらくすると、恐れていたことが起こったのだ。なんとドアが少し開いたのだ。隙間から男が覗き込んているのが分かった。そして次の瞬間、ドアが更に開いた。おそらく隙間からではよく見えなかったのだろう。男はドアから顔を出すと同時に、僕の姿をやっと捉えたようで、一瞬目があった。すると男は「Sorry」と一言だけ言って、気まずそうにドアを締めた。
何ら悪気はなかったのかもしれないが、勝手に部屋に入ってくる宿の従業員に、僕は気持ち悪さを覚えた。そんなこともあり、すぐに仕度して宿から出た。
エチオピアの首都アジスアベバの中心部を目指して走った。
町外れはアスファルトでない道で砂埃が酷く大変だった。大量のコブを小刻みにジャンプしながら自転車を漕いだ。
中心部に近づくにつれて、電車も走っていた。この辺りも排気ガスが酷く空気が悪かった。
そして若者同士が殴り合う喧嘩も見れた。小さなバスに乗っていた乗客ら同士だと思う。おそらくバス内で何かを盗んだのが、本人にバレて殴り合いに発展したのだと思う。怖くて映像は撮れなかった。
ブログを書くためにレストランに入った。
ついでにインジェラ(酸っぱい雑巾)とシロ(豆と唐辛子のソース)を食べた。3時間ほどでブログを書き終わると、再び走り出した。
治安はそこまで悪くないのだろうが、町の中心部では銃を持った警察官が一定間隔で配置されていた。町の写真を撮っていると高圧的な警官が寄ってきて「写真を削除しろ!!」と言ってきた。写真には警察官は一切写っていないし、軍事施設なども写っていないが、警察に逆らったら大変なことになりそうなので削除した。やはりエチオピアは好きになれないなと思った。
中心部も空気が悪かった。やはり排気ガスが凄い。ノドがイガイガする。
あらかじめ目星をつけておいた宿へ向かった。Vamos Guest House(地図)1泊3300円。これでも安宿なのだが、首都アジスアベバは物価が高いので仕方ないかと思っている。蚊や虫もいなくて部屋は快適。朝食、Wifi、ホットシャワー付き。アフリカの安宿に身体が慣れてきているが、これぞホテルのサービスだと久々に感じた。
そういえば、このままエジプトまで走ろうかなと思っている。エチオピアから早く抜け出したい。予定は変わるが長居したくない。アフリカで一番汚い国だと思う。
久々にピザを食べた。チキンピザのラージサイズ580円ほど。ちょっと贅沢。美味しかった。
明日はパソコン修理や自転車修理に行こうと思います。多分修理出来ないだろうけど、お店探して試してみます。