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よろしくお願いします。
汚い話をするので閲覧注意です。苦手な方は退散していただきたい。本当に汚いので勇気のある方だけ読んでください。
エチオピアの首都アジスアベバ(地図)までは65km。順調に行けば今日到着できる距離。
朝、僕の持病でもある便秘が再発。
踏ん張っても出ない。尿意はあってお腹はピリピリするが、肛門に痛みがあり出てこない。タンザニアで買った薬(マグネシウムと油)を飲んだ。しかしチェックアウトの時間を過ぎても便が出ないので、宿の従業員さんに頼んでトイレを貸してもらった。トイレと言っても、客室のトイレではなく、外にあるトイレを使うことになった。
ボットン便所のようで、洗面所はなく、トイレットペーパーを従業員から少しもらって踏ん張っていた。2時間以上頑張っても一向に出ないので、仕方なく1本の指を使った。しかしながら一部しか出ない。量にするとウサギの糞くらい。苦戦していると従業員の男が早くしろと言わんばかりに「もうチェックアウトから3時間くらい経つんだけど」と不満げな顔をして僕に言ってきた。
確かにトイレを貸してもらったありがたいという気持ちもあるが、冷たさを感じた。僕は用を足すのを諦めた。お腹がピリピリとするが、急いでトイレから出て荷物を自転車に載せた。1本の指を使わないようにして……。
ホテルの外に出てから、ペットボトルの水を使って1本の指を洗った。ペットボトルの水もあまり量がなくて満足には洗えなかった。まあでも洗わないよりはマシ。
しばらく外を走っていると、薬が効いて来たのか便意が猛烈にやってきた。出すしかない。と僕は思った。しかしながら用を足した後、お尻を拭くペーパーがないのだ。まあでも、やるしかないと草むらに入って踏ん張っていた。車やバイクや馬車が通る度に僕と目があったが、恥ずかしさは感じなかった。僕は便秘からやっと救われた気になってホッとしながら用を足した。助かった…。一日くらいお尻を拭かない日があっても大丈夫だろう。そう思うことにした。
朝からひと悶着あって予定よりだいぶ遅れていたが、首都を目指して自転車を漕いだ。
しばらくすると首都手前のデブレ・ゼイト(地図)が見えてきた。
雰囲気の良い落ち着いた町だった。
口コミで高評価の宿が幾つかあったので今日はここに泊まっても良いなとも思ったが、まだ泊まるには早い時間。予定通り首都を目指すことにした。
その矢先だった。今まで順調だった前輪がパンクしたのだ。予備のチューブもなく走れなくなった。仕方なく自転車を押してチューブ修理できそうなバイク屋さんを探した。
なんとかチューブ修理は上手く行ったが、時刻は既に3時過ぎ。首都までまだ50kmもある。
デブレ・ゼイトから10km進んだところで休憩。本当はレストランで手を洗いたかったのだが、洗面所の水が出なかった。仕方なくミネラルウォーターを注文して手を洗った。
時間があっという間に過ぎて、いよいよ首都に到着できるか怪しくなってきたが、お腹も減っていたのでインジェラとシロを注文。
道路の状況は酷く登り坂が続いた。
アジス・アベバは標高2300mもある。汗だくになりながら、砂埃を全身に浴びながら、前へ前へとゆっくり進んだ。アフリカ中が同じような感じだが、特にエチオピアでは家畜の糞が道路に多く、おそらく空気中に舞っているだろう。ニオイも悪い。
地図上ではアジス・アベバに入った。時刻は18時頃。町外れは工事中でアスファルトの無い道が多く、車がごった返していた。
このまま中心部まで行こうという気持ちが強かったが、辺りが暗くなってしまい、ここを自転車で走るにはかなりのバイタリティが必要と判断。安全策をとって道路の近くにあるホテルへ向かった。
Quora Hotel(地図)1泊1800円。ホットシャワー、低速wifi、ゴキブリや蚊がいたので部屋にテントを張った。汚れを落とそうと入念にシャワーを浴びた。
夕食は野菜ライスとパン。美味しかった。なんとかエチオピアの首都に到着。明日は中心部を目指して走ります。