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自転車の不調や低体温による体のダルさを感じて連日40kmほどしか走れていないが、この日はイシオロまでの78kmを目標に走り始めた。標高は約1900mと高所。天候は曇り。気温は20度前後。景色も良く走っていて気持ちの良い日だった。
道の横は広大な麦畑。
アップダウンの続く道をしばらく走ると高原の中にカフェ&Hotelを見つけた。
雰囲気が良さそうだったので入ってみたかったが、既に閉店時間の17時。Entrecote Kisima(地図)。
やはり連日に続きペースは遅かった。目的地まで残り37km。このままだと日が暮れてしまいそうだ。疲れているがペースをあげた。
道の途中で丸くて珍しい形の木を見つけた。名前も全く分からないが写真に撮った。もし木の名前を知っている方がいたら教えてほしい。
この辺りからイシオロまで約30kmほど長い下り坂が続いた。
1時間ほどでイシオロの町が見えてきた。アフリカでは珍しいことではないが飼育された牛やヤギの群れが道路を横切っていた。
街の中心部へ行くに連れて交通量が増えた。特に小型バスやバイクが多い。人もごった返していて活気のある町だった。ただ治安が悪そうで写真は撮れなかった。下り坂に任せて一気に中心部を抜けた。
事前に目星を付けていた宿に到着。
Moti pearl hotel(地図)1泊2250円。宿の周りも浮浪者が多く油断できなかった。
この町では安宿の部類。数時間過ごしていると小さなゴキブリなど出てきたが清潔そうな部屋だった。久々に80kmほど走れて嬉くなった。エチオピアまであと500km。
ゆっくり眠れるかと思いきや、近くにナイトクラブがあって爆音が深夜1時頃まで鳴り響いていた。音楽が鳴りやんでからは酔っ払いか薬物中毒者による大きな奇声が複数聞こえてきた。特にこの北部はケニアでも治安が悪いとされる。エチオピアとの国境モヤレでは2012年に大規模な民族衝突。2016年と2018年にはテロを計画していた武装集団が拘束され、他にも大規模な暴動が頻繁に発生して死傷者が出るほど危ない地域。とりあえず明日も走ります。近くにサファリがあるので野生動物が見れるかもです。