食事やビールが無料に、さらに庭に泊めてもらった

疲れが出てきたのか朝10時まで寝ていた。ヨーロッパに入ってから安宿がない事もあって野宿が続く。ふと一眼レフの充電器を失くしている事に気付く。この日は充電器のある家電量販店を探すのに長い時間を費やしてしまった。

 

 

野宿した場所(住所)の近くに、カルフールという大型スーパーがあった。そこでフランスパンとハムを買った。約2ユーロ。電気屋もあるかと思われたが無かった。後で分かる事だが、フランスは電気屋が意外にも少ないようだ。

 

 

道を走っている時に「ブラボー!!!」と車にのった女性から声を掛けられた。カメラを自転車に取り付けて走っているからだろうか。僕は2年ほど旅を続けて沢山の人に出会った。行先で出会ってじっくりと話すのも嬉しい事だが、走っている時に一言声を掛けられるだけで本当に嬉しくなる。

 

フランス人は日本人やアジア人に対しては厳しいという前情報を聞いていたが、そんな不安は少し和らいだように思った。

 

 

アスファルトを抜けて海と川に挟まれた道を進んでいた。地図を見て海沿い(住所)の道も走りたくなってやってきた。

 

 

ナルボンヌ(住所)に到着したころには、すっかり夜だった。60kmの距離をゆっくり走った。3日間シャワーを浴びていない状態。シャワーを浴びたくて安宿を探したが見つからなかった。フランスの宿の相場は1泊6000~7000円くらいだろうか、同じヨーロッパのスペインと比べると物価の高さに驚く。

 

約4500円で1泊できるシングルルームを見つけた。トイレとシャワーは共同だった。

 

翌日…

 

 

外から生放送をする為にネット回線を購入しにきた。フランスの大手通信会社Orange(住所)。ちょっと変わったシステムだった。

 

SIMカードと呼ばれるチップ状の方が高い。ルーターとSIMがパッケージになったBOXを購入した。ネット料金は約5900円で2GBと高かった。値段に悩んだがこれがないと外配信できない。旅の目的でもあるライブ配信用に購入した。

 

 

昼食にカルフールでお徳用のフランスパンとハム450g(約300円)を購入。どこの国でもパンを食べて旅をしてきたが、フランスパンは美味しい。噛みごたえのある絶妙な固さ。

 

しばらくしてアグド(住所)に到着。

 

 

もう夜まであまり時間も無いのでこの街で野宿しようとしていた。野宿まで時間を潰そうとした。いつもお世話になっているマクドナルド(住所)が近くにあったのだが、何気なく1軒のBarへ。

 

 

入ってみると中華料理屋のような内装のお店だった。Le Lotus D Or(住所)。「食事とお酒とバッテリー充電をしたい」というと快く了承をいただいた。豚肉を甘辛く炒めた料理とチャーハン、ビールを注文した。全部で約1300円ほどだった。

 

 

ビールを追加で注文してバッテリーの充電を待った。時間が過ぎ客が僕だけになったころ、店員さんが話しかけて来た。「今日はどこで寝るんだい?」僕は「マクドナルドの近く」と答えた。そうすると彼は店の奥を指さして「マクドナルドの近くは危ない。店の庭で寝ていきなよ。」と言ってくれた。思いがけず僕は嬉しくなった。

 

会計をしようと値段を聞こうとすると「無料でいいよ。あなたに会えただけで幸せだから!」と言ってくれた。それはダメだ。店に居座って「充電もさせてもらったのに」僕は頑なに払おうとしたのだが、何度押しても引き下がらないので、ご厚意に甘える事にした。お酒も食事もご馳走になってしまった。

 

その後「ビールもう1本あげる」とビールを出してくれた。サイゴンと呼ばれるベトナムのビールだった。彼はベトナム人だがフランスに住んでいる。名前はbangさん。年齢は43歳。僕よりも年下に見えるくらい若々しい外見だ。

 

店の庭でテントを組み立てた僕はbangさんとお酒を飲みながら話した。彼は英語とフランス語を喋れるようだった。フランス人のお嫁さんがいて、今はこの小さなレストランを経営しているが、いつかベトナムに行きたいという夢を語ってくれた。話を聞くと、実は彼も旅人で5年くらい旅をしていたらしい。

 

自転車で旅をしている僕を見て気に掛けてくれたようだった。こんな出来事は、旅の中でそうそうない。嬉しくてたまらなかった。

 

この旅で僕は沢山の人の優しさに触れてきたように思う。アメリカを旅していた時に、もっと人に優しくなれるんじゃないか、いつかこんなふうになりたいと思ったが、この日も同じ事を思った。

 

僕は自分を変えたくて旅を始めた訳ではないが、昔の僕は周りが見えていなかった、あるいは周りに甘んじていたように思う。人間は現状に不満があれば、旅に出なくても変われるとは思うが、僕は旅をキッカケにして変わってきた事もあるように思える。

 

彼が車で家に向かうのを見送って、テントに入った。お酒が回った僕は夢見心地で眠りについた。

 

 

目を覚ますと11時だった。昨日のこともあって、安心してぐっすりと寝ていた。溜まっていた疲れもとれたように思った。

 

bangさんのお父さん?だと思っていたがそうでないかもしれない。63歳。日本が好きだそう。日本兵がベトナムで勇敢に戦ってくれた。そんな話をしてくれた。

 

フランスに入ってから、もっと厳しい対応をされると気を張っていましたが、今のところ居心地の良い国という印象です。

 

明日は、雨のモンペリエで野宿です。

 

 

上位目指してます!
↓↓↓↓クリックすると投票されます!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
1位獲得した場合の企画を募集中!
こちらのフォームから記入解答

ニコ生YouTubeでライブ配信(生放送)してます!


 

7 件のコメント

  • 素敵な方ですね。本当に感動しました。安全な庭でテントを張って仮眠取れた事に私も大変嬉しく思いました。

  • はじめてコメントいたします。フランスは物価高いし、田舎は安宿が少ないから大変でしょう。
    4/25までカンヌ市内にいますのでお構いはできませんが、その間でしたらベッドとお風呂と電源はご提供できますよ~。
    とっ散らかしてますけど、ご興味ありましたらご連絡ください。親切な人のなかにベトナム人のほかにも日本人も入れたいなぁと思いました。
    カンヌに来るまでのcorniche d’orというところが絶景らしいのでぜひ走ってみてください(私は自転車も車もないので行ったことないんですが、パリ行きの電車に乗ると左側がすごいことになっていることだけは知っています)

  • カンヌからアンティーブまでの海岸線を自転車の人が良く走っています。
    セレブな別荘地、Cap d’Antibes はセレブ別荘も海岸線も眺められます。コートダジュールは自転車の人が好きな地域らしいです。
    アンティーブにも安宿はないと思いますがニースまで行くとドミトリーがあるホステルがたくさんあります。
    ご無事で旅を続けてくださいね~。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です